私道持分を調べるには?

7 ビュー

私道持分の有無は、法務局で公図を調べ、地番から登記事項証明書を取得することで確認できます。持分があれば売却に問題は少ないですが、無い場合は通行許可や住宅ローンで不利になり、売却が難しくなる可能性があります。事前に確認しておくことが重要です。

コメント 0 好き

私道持分を調べる方法

私道持分とは

私道持分とは、私有の道路に対して持っている所有権の割合のことです。私道は個人や複数の所有者が共同で所有している場合があり、その所有権の割合が私道持分となります。

私道持分の有無を調べる

私道持分の有無は、法務局で以下の手順を踏むことで確認できます。

  1. 公図の閲覧

法務局に行き、対象の不動産の公図を閲覧します。公図には、土地の形状や道路の位置が記載されています。

  1. 地番の特定

公図から、対象の不動産の地番を特定します。地番は、土地の所在を特定するための番号です。

  1. 登記事項証明書の取得

法務局の窓口で、対象の地番の登記事項証明書を申請します。登記事項証明書には、その土地に関する所有権や権利関係が記載されています。

  1. 所有権欄の確認

登記事項証明書の所有権欄を確認します。私道持分があれば、「○○号道路持分○分○○厘」などの記載があります。

私道持分の有無による影響

私道持分がある場合

  • 売却に有利: 私道持分を売却することは可能で、問題なく売却できます。
  • 通行許可不要: 私道を所有しているため、通行許可を取得する必要はありません。
  • 住宅ローンに影響なし: 私道持分は住宅ローンの審査に影響しません。

私道持分がない場合

  • 売却に不利: 私道を通行する許可が得られなければ、売却が難しくなります。
  • 通行許可が必要: 私道を所有していないため、通行許可を取得する必要があります。
  • 住宅ローンの審査に影響: 住宅ローンの審査において、私道持分の有無が不利に扱われる場合があります。

私道持分は、不動産の売却や住宅ローンの審査に影響を与える重要な要素です。事前に確認しておくことで、トラブルを回避できます。