人身か物損かいつ決まる?

2 ビュー

交通事故における物損事故と人身事故の区分は、警察が現場の状況、当事者の証言、客観的な証拠に基づいて判断します。被害者の怪我の有無や程度、車両の損害状況などを総合的に考慮し、最終的な判断を下します。当事者間の合意や希望だけで決まるものではありません。

コメント 0 好き

交通事故における物損事故と人身事故の区分

交通事故が起こった場合、警察は現場の状況、当事者の証言、客観的な証拠に基づいて、事故を物損事故と人身事故のどちらに区分するかを判断します。

区分基準

事故の区分を判断する際には、以下の基準が考慮されます。

  • 被害者の怪我の有無・程度: 事故により被害者に怪我がない場合は物損事故と判断されます。一方、被害者に怪我がある場合は人身事故と判断されます。怪我の程度も考慮され、軽傷でも人身事故に分類されます。
  • 車両の損害状況: 車両の損害が軽微で、走行に支障がない場合は物損事故と判断されます。逆に、車両に大きな損害があり、走行不能になった場合は人身事故と判断される可能性が高くなります。
  • 客観的な証拠: 目撃者の証言やドライブレコーダーの映像などの客観的な証拠も判断材料となります。

当事者の主張は考慮されない

当事者間の合意や希望は、事故の区分を決定する上で考慮されません。警察はあくまで客観的な基準に基づいて判断します。当事者が怪我がないと主張しても、客観的な証拠から怪我があると判断された場合には人身事故に区分されます。

警察による判断

警察が事故を物損事故と判断した場合には、通常は交通切符が発行されます。一方、人身事故と判断された場合には、傷害罪などの刑事事件として扱われる可能性があります。

そのため、事故に遭った場合は、警察に正確な状況を報告し、正確な判断が下されるように協力することが重要です。また、事故後は必ず病院で診察を受け、怪我の有無を確認しましょう。