国民年金を全額免除されたらいくらもらえる？

国民年金の全額免除と老齢基礎年金受給額

全額免除で受け取れる年金額

国民年金保険料を全額免除された場合、老齢基礎年金は免除期間の納付済期間分を基に計算されます。全額免除申請を行い、免除が認められれば、本来受け取れる年金額の半分を受給できます。

具体的な金額

現時点（2023年4月現在）の老齢基礎年金額は年間約78万円です。全額免除適用された場合は、約39万円を受け取ることになります。

免除期間の計算

全額免除が適用される期間は、免除申請が認められた日から逆算して6カ月前から遡ります。つまり、免除申請から6カ月以上前に免除の対象となった場合は、その期間が免除期間として計算されます。

未納の場合の影響

全額免除申請を行わずに未納のままにした場合、年金額は半分になり、免除期間分の年金は支給されません。例えば、老齢基礎年金が年間78万円の場合、未納期間が1年間あると、年金額は約39万円となり、免除期間分（半年間）の約19.5万円が減額されることになります。

免除申請の重要性

全額免除申請を行うと、免除期間分の年金が支給されるため、未納期間が発生した場合よりも年金額が高くなります。そのため、免除の対象となる場合は必ず申請を行うことが重要です。

免除申請の方法

全額免除申請は、市区町村の役場または社会保険事務所で行います。必要な書類は、免除申請書、収入証明書、資産証明書などです。申請後、審査が行われ、免除が認められれば年金手帳に全額免除の印鑑が押されます。

注意

全額免除は、一定の要件を満たしている必要があります。例えば、所得や資産が一定の基準以下であることなどが条件となります。また、免除は遡って適用されるため、免除が認められてから免除期間分が支給されます。

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