「 1」ってどこの国からかかってきた電話ですか？

「+81」からの着信：本当に日本からの電話？注意すべきポイント

「+81」から始まる電話番号。見慣れない番号からの着信に、少し戸惑う方もいるかもしれません。国際電話番号「81」は確かに日本の国番号ですが、それだけで安心して良いのでしょうか？実は、注意すべき点がいくつか存在します。

まず、大前提として「+81」は日本の国番号です。したがって、原則として日本国内からの電話であると考えられます。しかし、巧妙化する詐欺の手口を考えると、単純に日本からの電話だと決めつけるのは危険です。

近年、国際電話詐欺、特にワン切り詐欺やなりすまし詐欺の手口が巧妙化しています。「+81」から始まる番号を使っていても、実際には海外から発信されているケースも存在します。これは、技術的なトリックを利用して、発信元情報を偽装する手口によるものです。

具体的にどのような点に注意すべきでしょうか？

1. 見覚えのない番号からの着信: 身に覚えのない番号、特に普段連絡を取り合わない相手からの着信には警戒しましょう。
2. 不在着信後の折り返し電話: 不安に思い、すぐに折り返し電話をかけるのは危険です。まずは相手の電話番号を検索し、情報がないか確認しましょう。もし、企業や組織を名乗る場合は、公式ウェブサイトなどで電話番号を確認し、正しい番号にかけ直すようにしましょう。
3. 不自然な日本語やたどたどしい話し方: 相手の日本語が不自然だったり、たどたどしい話し方をする場合は、詐欺の可能性を疑いましょう。特に、個人情報や金銭を要求された場合は、絶対に情報を開示せず、すぐに電話を切ってください。
4. ワン切り: 短時間で電話が切れる「ワン切り」は、詐欺業者が電話番号を収集するために行う手口の一つです。折り返し電話をかけると、高額な通話料が発生したり、個人情報を抜き取られたりする可能性があります。
5. 留守番電話サービス: 留守番電話にメッセージを残す場合は、個人情報や緊急性を装った内容であることがあります。冷静に判断し、安易に信用しないようにしましょう。

では、実際に「+81」からの着信があった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか？

• 無視する: 一番安全な方法は、無視することです。重要な連絡であれば、必ず別の手段で連絡があるはずです。
• 着信拒否: 同じ番号から何度もかかってくる場合は、着信拒否の設定を行いましょう。
• 警察への相談: 被害に遭ってしまった場合や、詐欺の疑いが濃厚な場合は、最寄りの警察署や消費者センターに相談しましょう。

「+81」からの着信は、必ずしも安全とは限りません。常に警戒心を持ち、上記のような点に注意することで、詐欺被害を未然に防ぐことができます。特に、個人情報や金銭に関わる話が出た場合は、冷静さを保ち、慎重に対応することが重要です。怪しいと感じたら、すぐに電話を切り、専門機関に相談するようにしましょう。