お車代ののしに名前は書きますか？

お車代、のしの名前はどうする？感謝の気持ちを伝えるためのマナー

お車代は、結婚式や葬儀など、何かとお金のかかる席へ私たちを招待してくれた方への感謝の気持ちを表すための大切な贈り物です。しかし、いざ用意するとなると、「のし袋には何と書けばいいんだろう？」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

特に、「名前は書くべき？書かないべき？」という点で迷う方は少なくありません。感謝の気持ちを表すのに、名前を書かないなんて失礼にあたらないか…と不安に感じてしまうかもしれません。

結論から言うと、お車代ののし袋には、通常、相手の名前は書きません。 表書きのみを記載するのが一般的です。

なぜなら、お車代はあくまでも「感謝の気持ち」を表すためのものだからです。金銭のやり取りを明確にするためのものとは少し違います。そのため、金額を記載したのし袋に、相手の名前まで記してしまうと、事務的な印象を与えてしまい、せっかくの感謝の気持ちが伝わりにくくなってしまう可能性があります。

では、具体的にどのように書けば良いでしょうか。

【表書きの例】

• 結婚式の場合：「寿」「御車代」
• 葬儀の場合：「御香典」「御霊前」

これらの表書きの下に、自分の名前をフルネームで記します。

【重要なポイント】

• 金額は旧漢字で書く: 「金壱萬円」のように、旧漢字を用いるのが一般的です。
• 筆記用具はボールペンではなく筆ペンを使う: 筆ペンを用いることで、丁寧で心のこもった印象を与えます。
• 水引は、紅白または双銀のものを使う: 紅白は慶事、双銀は弔事と使い分けましょう。

お車代は、金額以上に「感謝の気持ち」を伝えることが重要です。格式張った表現や形式にこだわるよりも、簡潔で丁寧な表記を心がけ、相手に失礼のないよう配慮することが大切です。

上記を参考に、感謝の気持ちが伝わる、心のこもったお車代を贈りましょう。