ご祝儀 ふくさごと渡す?

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ご祝儀を渡す際は、袱紗から取り出したご祝儀袋を、畳んだ袱紗の上に置き、右回りに反転させて名前が相手に読めるようにします。袱紗ごと差し出し、「心ばかりのお祝いです」などの言葉を添えましょう。左回しは不祝儀の際のマナーなので注意が必要です。

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ご祝儀をスマートに渡す:袱紗ごと渡すのはアリ?ナシ?状況別徹底解説

結婚式や出産祝いなど、慶事の際に贈るご祝儀。心を込めたお祝いだからこそ、マナーを守ってスマートに渡したいものですよね。特に悩むのが「袱紗」の扱い方。「袱紗ごと渡す」のは正しいマナーなのでしょうか?

結論から言うと、状況によってはアリです。ただし、無条件に袱紗ごと渡せば良いというわけではありません。相手に失礼なく、気持ちよく受け取ってもらうためには、いくつかのポイントを理解しておく必要があります。

基本は「袱紗から出して渡す」

一般的に、ご祝儀を渡す際は、袱紗から取り出し、相手に正面を向けて渡すのが正式なマナーとされています。冒頭で引用したように、畳んだ袱紗の上に置き、右回りに反転させて名前が相手に読めるようにし、「心ばかりのお祝いです」などの言葉を添えれば完璧です。

しかし、状況によっては、この方法が必ずしも最適とは限りません。

こんな時は「袱紗ごと渡す」のもアリ!

  • 受付が混雑している場合: 結婚式など、受付が混雑している状況では、一人ひとりに時間をかけて丁寧に渡していると、後続の人に迷惑をかけてしまう可能性があります。このような場合は、受付の方に「お祝いです。よろしくお願いいたします。」と一言添えて、袱紗ごと渡しても失礼にはあたりません。

  • 目上の方に渡す場合: 特にお世話になっている方や、立場が上の人に渡す場合は、相手に手間をかけさせないように、袱紗ごと渡す方がスマートな場合もあります。ただし、必ず一言「ささやかですが、お祝いです」など、相手への敬意を示す言葉を添えましょう。

  • 雨の日など、ご祝儀袋が濡れてしまう可能性がある場合: 雨の日など、ご祝儀袋が濡れてしまう可能性がある場合は、袱紗に入れたまま渡すことで、ご祝儀袋を保護することができます。

袱紗ごと渡す際の注意点

袱紗ごと渡す場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 必ず相手に一言添える: 袱紗ごと渡す際には、必ず「お祝いです。よろしくお願いいたします」「ささやかですが、お祝いです」など、相手への敬意を示す言葉を添えましょう。
  • 落ち着いた色合いの袱紗を選ぶ: 派手な色や柄の袱紗は避け、落ち着いた色合いのものを選びましょう。慶事には、赤やピンク、オレンジなどの暖色系が適しています。
  • 袱紗の状態を整える: シワや汚れがない、綺麗な状態の袱紗を使用しましょう。
  • 左回しは絶対にNG: 袱紗を回す方向は、必ず右回りです。左回しは不祝儀の際のマナーなので、絶対に避けましょう。

まとめ

ご祝儀を渡す際、袱紗ごと渡すのは、状況によってはアリです。相手への配慮を忘れず、状況に応じて適切な方法を選びましょう。一番大切なのは、心を込めてお祝いする気持ちです。マナーを理解した上で、スマートにご祝儀を渡せるようにしましょう。