会費制の結婚式でお金を包む場合はどうすればいいですか？

会費制の結婚式で、お祝いを包む場合のマナーについて

近年、会費制の結婚式が増えてきています。これは、結婚式の費用を抑えたいカップルが増えていること、また、ゲストの負担を減らすことを目的とした、新しいスタイルの結婚式です。しかし、会費制の結婚式で「お祝いを包む」場合、どのようにすれば良いのでしょうか？

まず、会費制の結婚式では、一般的に「ご祝儀」は不要です。招待状に「ご祝儀は不要」と明記されている場合もあれば、会費制であることが、招待状の文面や式の案内から明らかな場合もあるでしょう。会費制であることを明確に示す方法は、招待状の文面やウェブサイトなど多岐に渡ります。

では、お祝いの気持ちを伝えるにはどうすれば良いのでしょうか？

会費制の結婚式では、現金をお祝いの品として渡す場合、封筒に包まず、受付で直接お渡しするのがマナーです。これは、受付担当者がお祝いを開封確認する必要がないようにするためです。

封筒に包んでしまうと、受付担当者はお祝いを開封しなければならないことになり、ゲストへの配慮が欠けてしまいます。また、多くの場合、会費制の結婚式では、受付に複数の担当者が立っている場合もあります。その場合、担当者全員が同じように開封する必要があり、余計な手間と時間を費やすことになります。

お祝いを直接受付にお渡しする際も、失礼のないように注意が必要です。

• スムーズな対応を心掛ける：　受付に並ぶときは、列に並んで順番を待ちましょう。早急に渡そうとしたり、列に割り込んだりする行為は避け、周囲のゲストへの配慮が必要です。

• 受付担当者へ感謝の言葉を添える：　お祝いを渡す際、「お祝いを頂戴いたします」や「お手数おかけしますが、どうぞよろしくお願いします」といった言葉をかけるのは失礼ではありません。相手への感謝の気持ちを示すことで、より好印象を与えられます。

• 受付担当者の指示に従う：　受付で指示されたこと（例えば、氏名やテーブル番号を伝えるなど）は速やかに対応しましょう。

• お祝いの金額について：　会費制の結婚式では、お祝いの金額は特に決められていません。しかし、会費に含まれる部分と重複しないように、金額を控えめに検討したり、その他の形で、お祝い金を充てるなど配慮が必要です。会費制の場合、招待状に記載されている場合もありますので、注意が必要です。

会費制の結婚式では、お祝いの品を包まず、直接受付にお渡しすることによって、スムーズな受付を可能にし、周囲のゲストにも配慮できるのです。

招待状をよく読んで、会費制の結婚式であることをしっかりと確認し、上記のマナーを守って、気持ちよくお祝いしましょう。また、もしも招待状に特別な記載がない場合、直接受付にお渡しするのが無難です。そうすることで、相手に失礼な印象を与えず、気持ちよくお祝いを伝えることができます。

このように、会費制の結婚式では、お祝いの渡し方一つとっても、従来の結婚式とは異なるマナーがあります。上記の点を踏まえ、スムーズで気持ちの良いお祝いの渡し方を心掛けましょう。