入籍しても本籍地は変えなくてもいいですか?

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入籍後も、本籍地を変更する必要はありません。日本の国内住所であれば、どこでも自由に本籍地として設定できます。ただし、遠方や縁のない場所を本籍地にすると、後々本籍地が分からなくなったり、戸籍謄本などの取得に手間取る可能性があるため注意が必要です。

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入籍しても本籍地は変えなくてもいい? 今のままでいいの?

結婚、おめでとうございます!人生の新たな門出に胸が高鳴る時期ですね。結婚の手続きの中で、「本籍地」について疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。「入籍したら本籍地を変えなくてはいけないの?」「今のままでもいいの?」この記事では、そんな疑問にお答えします。

結論から言うと、入籍しても本籍地を変更する必要はありません。 現在の本籍地のままでも全く問題ありません。結婚前の本籍地をそのまま使い続けることも、配偶者の本籍地に変更することも、全く新しい場所を本籍地にすることも、すべて自由です。法律で義務付けられているわけではありませんので、ご安心ください。

しかし、本籍地は戸籍の所在地を示す重要なものです。変更する必要がないとはいえ、この機会に見直してみるのも良いかもしれません。なぜなら、本籍地は一度設定すると変更の手続きが少々面倒なため、結婚というライフイベントに合わせて変更しておくと後々楽になる場合もあるからです。

本籍地、どこでもいいってホント?

法律上、本籍地は日本国内の住所であればどこに設定しても構いません。マンションの一室、実家、思い出の場所、賃貸住宅… 自分にとって特別な場所を本籍地にする方もいらっしゃいます。

ただし、いくつか注意点があります。

  • 存在しない住所はNG: 空想上の場所や、すでに存在しない建物などは本籍地として設定できません。
  • 番地まで正確に: アパートやマンション名だけでなく、部屋番号まで正確に記載する必要があります。
  • 将来の変更可能性を考慮: 将来、その建物が取り壊されたり、住所表記が変更される可能性も考慮に入れておきましょう。

本籍地の選び方、メリット・デメリットは?

本籍地は自由に選べるといっても、どこに設定するのがベストなのか迷う方もいるでしょう。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った本籍地を選びましょう。

1. 現在の本籍地のまま:

  • メリット:手続きが不要で簡単。戸籍謄本などの取得も今まで通り。
  • デメリット:現在の本籍地が遠方の場合、戸籍関連の手続きに時間がかかる可能性がある。

2. 配偶者の本籍地に変更:

  • メリット:夫婦で同じ本籍地となり、戸籍管理が一本化される。
  • デメリット:配偶者の本籍地が遠方の場合、自分にとって不便になる可能性がある。

3. 新しい場所を本籍地にする:

  • メリット:自分にとって意味のある場所を本籍地にすることができる。
  • デメリット:変更手続きが必要。戸籍謄本などの取得場所が変わる。

本籍地はどこに設定するのがおすすめ?

最終的には個人のライフスタイルや価値観によって最適な本籍地は異なります。しかし、一般的には現在の居住地、もしくは将来長く住む予定の場所を本籍地にするのがおすすめです。

戸籍謄本や抄本が必要になる場面は意外と多く、転入・転出届、パスポート申請、婚姻届、相続手続きなど、人生の様々な場面で必要となります。本籍地が遠方だと、その都度郵送で取り寄せたり、現地まで足を運ぶ必要が生じ、時間と手間がかかってしまいます。

結婚を機に、将来の生活設計も踏まえて本籍地を見直してみるのも良いかもしれません。自分にとって一番便利で、管理しやすい場所を選ぶようにしましょう。

この記事が、これから結婚される方、本籍地について悩んでいる方の参考になれば幸いです。