入籍届を出すときに必要な書類は?

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入籍届の提出には、まず婚姻届が必要です。これは全国共通で入手可能で、書き損じに備えて複数枚用意しておくと安心です。新郎新婦と証人それぞれの印鑑、本人確認書類(パスポート、運転免許証、マイナンバーカードなど)、そして黒色のボールペンまたは万年筆も忘れずに準備しましょう。

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入籍届を出すときに必要な書類:スムーズな手続きのために徹底解説

結婚という人生の大きな節目を迎えるにあたって、入籍手続きは欠かせません。 「入籍届を出す」と聞くと、なんだか複雑な手続きを想像する方もいるかもしれません。しかし、必要な書類をきちんと把握し、事前に準備を整えておけば、スムーズに手続きを進めることができます。この記事では、入籍届の提出に必要な書類について、分かりやすく解説していきます。

まず、何よりも大切なのは婚姻届です。これは市役所や区役所、町村役場で入手できますし、多くの自治体のウェブサイトからダウンロードすることも可能です。全国共通の様式なので、居住地以外で入手したものでも問題ありません。書き損じに備えて、2~3枚用意しておくと安心です。提出は24時間いつでも可能ですが、夜間や休日は窓口が閉まっているため、受理印が押されるのは翌開庁日となります。

婚姻届には、新郎新婦双方の氏名、生年月日、住所、本籍、父母の氏名などを正確に記入する必要があります。特に本籍は戸籍謄本を確認し、間違いのないように記入しましょう。また、証人となる2人の氏名、住所、生年月日も必要です。証人は20歳以上であれば誰でも構いませんが、親族や友人など、信頼できる人に依頼するのが一般的です。

次に、印鑑も必須です。婚姻届には、新郎新婦と証人、計4名の印鑑が必要です。印鑑は実印である必要はありませんが、シャチハタなどのゴム印は認められていません。朱肉を使うタイプの印鑑を用意しましょう。また、印鑑登録をしている場合は、念のため印鑑登録証明書を持参しておくと良いでしょう。

本人確認書類も忘れずに準備しましょう。運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カードなどが有効です。写真付きのものが望ましいですが、健康保険証や年金手帳なども場合によっては認められる場合があります。不安な場合は、事前に提出先の市区町村役場に確認しておくと安心です。

さらに、黒色のボールペンまたは万年筆も必要です。婚姻届は黒インクで記入するのが原則です。消せるボールペンや鉛筆は使用できません。万年筆を使用する場合は、インクが滲まないように注意しましょう。

これらの基本的な書類に加えて、状況によっては追加で必要な書類があります。例えば、

  • 戸籍謄本(抄本): 本籍地が提出先の市区町村と異なる場合に必要です。
  • 外国人との結婚の場合: 国籍やビザの種類によって、必要な書類が異なります。事前に大使館や領事館、入国管理局に確認することをお勧めします。
  • 再婚の場合: 離婚届の受理証明書や戸籍謄本が必要となる場合があります。

入籍は人生の大きな転換期です。必要な書類を事前にしっかりと準備し、スムーズな手続きで新たな門出を迎えましょう。不明な点があれば、遠慮なく市区町村役場に問い合わせてください。職員の方が丁寧に教えてくれます。

最後に、婚姻届はただの書類ではなく、二人の新たな人生のスタートを象徴する大切なものです。丁寧に記入し、大切に保管しましょう。この情報が、これから入籍される方々のお役に立てれば幸いです。