入籍日が決まったら何をすればいいですか？

入籍日が決まったら、いよいよ本格的な準備が始まります。ワクワクと同時に、何から始めたらいいのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。この文章では、入籍日が決まった後、スムーズな手続きを進めるための具体的なステップと、忘れがちなポイントを解説します。単なるチェックリストではなく、心構えを含めて、充実した準備期間にしていきましょう。

まず、最も重要なのは婚姻届の入手と記入です。婚姻届は、市区町村役場（もしくは出張所）で無料で入手できます。最近は、インターネットでダウンロードできる自治体も多いので、事前に確認しておくと便利です。 記入には注意が必要です。誤字脱字はもちろん、氏名や住所の書き間違いは、受理されない原因となります。ボールペンを使用し、丁寧に、そして正確に記入しましょう。特に重要なのは、旧姓と新姓の両方を正確に書くことです。 また、証人の欄には、2名の証人の署名と住所が必要です。証人は、婚姻の意思を確認できる、あなたと配偶者双方にとって信頼できる成人であれば、親族や友人など誰でも構いません。証人の方には、事前に連絡を取り、予定を調整しておきましょう。 余裕を持って記入し、何度か見直すことで、後々のトラブルを防ぎます。

次に重要なのが、戸籍謄本（抄本）の取得です。これは、あなたと配偶者双方の戸籍謄本（もしくは抄本）が必要となります。戸籍謄本は、本籍地の市区町村役場でしか取得できません。 これが意外と時間がかかる場合があります。特に、本籍地が遠方の場合、郵送での請求となり、到着までに数日、場合によっては1週間以上かかることもあります。 そのため、入籍日の少なくとも1ヶ月前には、余裕をもって請求することを強くお勧めします。 郵送申請の場合は、必要な手数料と返信用の封筒を忘れずに同封しましょう。また、オンライン申請が可能な自治体もありますので、事前に確認してみるのも良いでしょう。

婚姻届と戸籍謄本以外に、準備しておくと便利なものがいくつかあります。

• 写真: 婚姻届には、二人の写真が必要な場合が多いです。サイズや枚数など、事前に役所に確認しておきましょう。
• 印鑑: 婚姻届には、あなたと配偶者双方の印鑑が必要です。実印ではなく、認印でも問題ありませんが、鮮明な印影を押せる印鑑を選びましょう。
• 必要な書類（場合により）: 例えば、未成年の方や、過去に離婚歴のある方などは、特別な書類が必要になる場合があります。事前に役所に確認し、必要な書類を準備しておきましょう。
• 新しい住所への転入届関係書類: 入籍と同時に住所変更をされる方は、転入届に必要な書類も準備しておきましょう。

これらの準備に加えて、忘れてはいけないのが二人の気持ちの確認です。入籍は、人生における大きな転換期です。結婚生活について、改めて話し合い、お互いの考えや気持ちを確認する機会として、この準備期間を活用しましょう。 些細なことで喧嘩にならないよう、冷静に、そして愛情をもって、準備を進めていくことが大切です。

入籍は、人生における特別な一日です。慌てず、一つずつ丁寧に準備を進めることで、素敵な思い出となる一日にしてください。 準備期間を楽しみ、素敵な結婚生活のスタートを迎えましょう。