婚姻届を出すと住民票は移りますか?
婚姻届の提出だけでは住民票は移りません。転居を伴う場合は、婚姻届と別に転出・転入届の提出が必須です。婚姻届と住所変更は別の手続きであり、同時に行う必要はありませんが、同時に手続きすることで、スムーズな住所変更が可能です。手続きは役所で行います。
婚姻届を提出しても住民票は自動で移動しません!住所変更手続きの注意点
婚姻という人生における大きな節目。婚姻届の提出は、お二人の関係が法律的に認められる大切な手続きです。しかし、「婚姻届を出せば、自動的に住民票も移動する」と思っている方も少なくないのではないでしょうか。実は、それは誤解です。
婚姻届はあくまでも戸籍に関する手続きであり、住民票は住所に関する手続きです。つまり、婚姻届を提出しただけでは、住民票の住所は変更されません。
住民票の移動が必要な場合とは?
お二人が結婚を機に新居に引っ越す場合や、どちらかの住所に一緒に住むようになる場合は、住所変更、つまり住民票の移動手続きが必要になります。
たとえば、これまでAさんが甲という住所に住んでいて、Bさんが乙という住所に住んでいたとします。結婚後、お二人が新たに丙という住所に住む場合、AさんもBさんも、甲から丙へ、乙から丙へと、それぞれ住所変更の手続きが必要になるのです。
住民票の移動手続き:転出届と転入届
住所変更の手続きは、大きく分けて転出届と転入届の2種類があります。
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転出届: 現在住んでいる市区町村から別の市区町村へ引っ越す場合に必要です。引っ越しをする前に、現在住んでいる市区町村の役所に提出します。転出届を提出すると、「転出証明書」が発行されます。
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転入届: 新しい住所地の市区町村に引っ越した後に提出します。転出証明書と身分証明書を持って、新しい住所地の市区町村の役所に提出します。
婚姻届と住所変更手続き、同時期に行うメリット
婚姻届と住所変更手続きは、それぞれ別の手続きですが、時期を同じくして行うことで、手続きをスムーズに進めることができます。なぜなら、婚姻届の提出によって、戸籍上の氏名や本籍が変更になる場合があるため、その情報が反映された状態で住所変更手続きを行う方が、二度手間を防ぐことができるからです。
手続き場所と必要なもの
どちらの手続きも、基本的には市区町村の役所で行います。必要なものは以下の通りです。
- 婚姻届: 証人2名の署名・捺印が必要
- 転出証明書: (転出届を提出した場合のみ)
- 身分証明書: 運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど
- 印鑑: (認印で可)
- 国民健康保険証: (加入している場合)
- 年金手帳: (加入している場合)
必要なものは市区町村によって異なる場合がありますので、事前に確認することをおすすめします。
まとめ
婚姻届の提出は、あくまでも戸籍上の手続きであり、住民票は自動的に移動しません。住所変更が必要な場合は、転出届と転入届を忘れずに提出しましょう。時期を同じくして手続きを行うことで、スムーズな住所変更が可能です。事前に必要なものを確認し、余裕を持って手続きを行いましょう。お二人の新生活が、滞りなくスタートできることを願っています。
#住民票#婚姻届#転籍回答に対するコメント:
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