招待状の「御」の消し方は？

招待状の「御」をスマートに消す方法：印象を損ねないための丁寧な訂正術

結婚式やイベントの招待状。届いた返信ハガキを見て、宛名の「御」の字が消されていない！…なんて経験はありませんか？ 逆に、自分が返信する際、「御」の消し方が正しいのか不安になったことはありませんか？ 意外と知られていない、失礼のない「御」の消し方について、詳しく解説します。

なぜ「御」を消す必要があるのか？

招待状の宛名に添えられた「御」は、相手への敬意を示す尊敬語です。返信する際は、この敬意を受け取った証として、「御」を消して返送するのがマナーとされています。これは、相手に「あなたへの敬意を受け取りました」という意思表示をする行為なのです。

基本的な消し方：二重線が基本

最も一般的な「御」の消し方は、二重線で消す方法です。定規を使って丁寧に、文字の上をまっすぐに二重線で消しましょう。フリーハンドで雑に消してしまうと、相手に失礼な印象を与えてしまう可能性があります。

さらに丁寧な訂正方法：正しい表記を添える

二重線で「御」を消すだけでなく、さらに丁寧な印象を与えるには、消した箇所に正しい表記を書き加えることをお勧めします。例えば、

• 「御出席」「御欠席」の場合： 「御」を二重線で消し、その下に小さく「出席」「欠席」と書き加えます。
• 「御住所」「御氏名」の場合： 「御」を二重線で消し、その後に続く住所や氏名の下に「様」を書き加えます。

こうすることで、より丁寧に返信の意思を示すことができます。

使用する筆記具の注意点

消す際には、黒色のボールペンまたは万年筆を使用するのが一般的です。鉛筆や消せるボールペンは避けましょう。また、修正テープや修正液の使用は、手抜きをしている印象を与えてしまうため、避けるべきです。もし間違えてしまった場合は、新しいハガキを用意して書き直すのが最善です。

「御」以外にも注意すべき点

返信ハガキには、「御」以外にも敬語表現が使われている場合があります。例えば、「行」「宛」なども同様に、二重線で消して返信するのがマナーです。

まとめ：感謝の気持ちを込めて

招待状の返信は、結婚式やイベントへの参加意思を伝えるだけでなく、招待してくれた相手への感謝の気持ちを伝える大切な機会です。「御」を丁寧に消すという小さな行為一つにも、相手への配慮と敬意を示す意味が込められています。この記事を参考に、スマートで丁寧な返信を心がけ、良好な人間関係を築きましょう。

#「御」の削除#招待状の書き方#敬称の省略