挙式と会食のみの場合はご祝儀はもらってもいいですか？

挙式と会食のみの結婚式、ご祝儀は「受け取る」or「辞退する」？ お祝いの気持ちを大切にするために

近年、結婚式のスタイルは多様化し、ホテルや専門式場での盛大な披露宴だけでなく、親しい友人や家族のみを招いて挙式と会食を行うスタイルも人気を集めています。そこで気になるのが「ご祝儀」の扱いです。挙式と会食のみの場合、ご祝儀を受け取るべきか、辞退すべきか、悩む新郎新婦も少なくありません。

結論から言うと、挙式と会食のみの結婚式であっても、ご祝儀を受け取ることは一般的に問題ありません。 結婚式というお祝いの場である以上、ゲストは新郎新婦へのお祝いの気持ちをご祝儀という形にして贈ることが慣習となっています。

しかし、大切なのは新郎新婦の考え方と、ゲストへの配慮です。以下の点を考慮して、自分たちに合った方法を選択しましょう。

1. ご祝儀を受け取る場合

• 明確な意思表示: ご祝儀を受け取る場合でも、特に何も伝える必要はありません。ゲストは基本的にご祝儀を持参することを想定しているため、安心して受け取って問題ありません。
• おもてなしの心を大切に: ゲストは時間や交通費をかけてお祝いに駆けつけてくれます。感謝の気持ちを込めて、料理や飲み物、引き出物など、精一杯のおもてなしを心掛けましょう。
• 後日のお礼状: 結婚式後、できるだけ早くお礼状を送るのがマナーです。参列してくれたことへの感謝と、今後の二人の生活への抱負などを綴りましょう。

2. ご祝儀を辞退する場合

ご祝儀を辞退する場合は、事前にゲストに明確に伝えることが重要です。曖昧な伝え方では、ゲストを困惑させてしまう可能性があります。

• 招待状での告知: 招待状に「誠に勝手ながら、ご祝儀は辞退させていただきます」といった一文を添えるのが一般的です。
• 理由の説明: 辞退する理由を簡単に添えると、ゲストも納得しやすくなります。「ささやかなお祝いの席ですので、皆様には手ぶらでお越しいただきたいと考えております」など、相手への気遣いを感じさせる言葉を選びましょう。
• 会費制という選択肢: ご祝儀を辞退する代わりに、会費制にするという方法もあります。会費制にすることで、ゲストの負担を軽減しつつ、お祝いの場を設けることができます。会費の金額は、料理や飲み物、会場費などを考慮して設定しましょう。

3. 迷った時の判断基準

• 結婚式の規模: 参加人数が少なく、親しい友人や家族のみを招く場合は、ご祝儀を辞退するケースも増えています。
• 新郎新婦の経済状況: 新郎新婦の経済状況に余裕がある場合、ゲストに負担をかけたくないという思いから、ご祝儀を辞退することもあります。
• 両親との相談: ご祝儀の扱いは、両家の両親とも相談して決めるのが良いでしょう。特に、親族からのご祝儀については、両家の考え方を確認しておくことが大切です。

まとめ

挙式と会食のみの結婚式におけるご祝儀の扱いは、新郎新婦の価値観や、ゲストとの関係性によって異なります。どちらを選択するにしても、大切なのは感謝の気持ちを忘れず、ゲストへの配慮を怠らないことです。

上記を参考に、新郎新婦にとって、そしてゲストにとっても、心温まる結婚式を実現してください。