旧姓のままで本人確認書類として使えるものは？

旧姓のまま、本人確認書類として使えるものは？

結婚や離婚などで姓が変わっても、旧姓を使い続ける場面は意外と多いものです。銀行口座やクレジットカード、各種会員証など、旧姓のまま使用している方も少なくないでしょう。では、旧姓のまま、本人確認書類として使えるものにはどのようなものがあるのでしょうか？

結論から言うと、旧姓が併記された住民票、マイナンバーカード、運転免許証は、本人確認書類として有効です。これらの書類は、旧姓と現在の姓の両方が記載されているため、本人確認をスムーズに行うことができます。わざわざ書類を再発行する必要がないため、時間と費用の節約にもつながります。

各書類の具体的な使い方と注意点

• 住民票: 住民票には、氏名、住所、生年月日、性別、世帯主との続柄などが記載されています。旧姓を併記するには、市区町村役場で申請が必要です。申請時に必要な書類は、窓口によって異なる場合があるので、事前に確認しておきましょう。住民票は発行から3ヶ月以内のものが必要となる場合が多いので、期限にも注意が必要です。また、コピーではなく原本が必要となる場合がほとんどです。

• マイナンバーカード: マイナンバーカードには、氏名、住所、生年月日、性別の他に、顔写真も掲載されているため、より確実な本人確認が可能です。旧姓を併記するには、市区町村役場で申請が必要です。住民票と同様に、申請時に必要な書類は窓口によって異なる場合があるので、事前に確認しておきましょう。マイナンバーカードは、有効期限内に限って使用可能です。

• 運転免許証: 運転免許証にも、氏名、住所、生年月日、性別の他に、顔写真が掲載されています。旧姓を併記するには、運転免許センターまたは警察署で申請が必要です。申請時に必要な書類は、各都道府県の警察によって異なる場合があるので、事前に確認しておきましょう。運転免許証は、有効期限内に限って使用可能です。

旧姓併記のメリット

旧姓併記の最大のメリットは、旧姓のまま様々な手続きを行うことができる点です。例えば、銀行口座やクレジットカードの名義変更をせずに済むため、手続きの手間が省けます。また、旧姓を使用している各種会員証なども、そのまま使い続けることができます。

さらに、旧姓併記によって、過去の経歴や資格などを証明しやすくなるというメリットもあります。例えば、旧姓で取得した資格や学位を証明する際に、旧姓が併記された本人確認書類があれば、スムーズに手続きを進めることができます。

旧姓のみが記載された書類では本人確認できない場合も

旧姓のみが記載されたパスポートや健康保険証などは、本人確認書類として認められない場合もあります。これは、現在の氏名との整合性が確認できないためです。そのため、旧姓のみが記載された書類しか持っていない場合は、旧姓併記の手続きを行うか、氏名変更の手続きを行う必要があるでしょう。

まとめ

旧姓のままでも、旧姓が併記された住民票、マイナンバーカード、運転免許証は本人確認書類として有効です。これらの書類を活用することで、スムーズな本人確認と時間と費用の節約が可能になります。旧姓を使用する機会が多い方は、旧姓併記の手続きを検討してみることをお勧めします。 また、利用するサービスや機関によっては、旧姓併記の書類であっても、追加で書類の提出を求められる場合もありますので、事前に確認するようにしましょう。