結婚する時に必要な書類は？

結婚への第一歩：婚姻届に必要な書類と準備、知っておくべきこと

結婚は人生における大きな転換期であり、喜びと期待に満ちたイベントです。そのスタート地点となる婚姻届の提出は、意外と準備が必要な手続きでもあります。スムーズに新しい生活を始めるために、婚姻届に必要な書類と、知っておくと役立つポイントを詳しく解説します。

１．婚姻届：まずはこれがないと始まらない！

婚姻届は、全国どこの市区町村役所でも無料で入手できます。用紙はA3サイズで、記載事項は多岐にわたります。夫婦となる二人の氏名、生年月日、本籍地、現住所などの基本情報に加え、父母の氏名、婚姻後の新しい本籍地、同居を始めた時期などを記入する必要があります。

特に本籍地は、戸籍謄本（または戸籍全部事項証明書）を見ながら正確に記入しましょう。本籍地がわからない場合は、戸籍謄本を取り寄せる必要があります。婚姻届の証人欄には、成人２人の署名・捺印が必要です。証人は友人、家族、知人など誰でも構いませんが、事前に依頼し、署名・捺印をしてもらう必要があります。

２．本人確認書類：間違いなく本人であることを証明するために

婚姻届を提出する際には、本人確認書類が必須です。これは、提出者が間違いなく本人であることを証明するために必要となります。

• 一点で確認できるもの： マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど、顔写真付きで公的に発行されたものが該当します。これらのいずれかがあれば、一点で本人確認が可能です。
• 二点で確認できるもの： 健康保険証、年金手帳、住民票の写しなど、顔写真がない書類の場合は、２点以上の提示が必要となります。有効期限が切れていないか、記載内容が最新であるかを事前に確認しておきましょう。

３．戸籍謄本または戸籍全部事項証明書：場合によっては必要

原則として、本籍地のある市区町村役所に婚姻届を提出する場合は、戸籍謄本は不要です。しかし、本籍地以外の市区町村役所に提出する場合は、夫婦それぞれの戸籍謄本（または戸籍全部事項証明書）が必要となります。これは、婚姻する二人が法律上の婚姻要件を満たしていることを確認するためです。

戸籍謄本は、本籍地の市区町村役所で取得できます。郵送での取り寄せも可能ですが、時間には余裕を持って手配しましょう。

４．印鑑：念のため用意しておくと安心

法律上、婚姻届に印鑑は必須ではありません。しかし、訂正印として必要になる場合も考えられるため、念のため夫婦それぞれの印鑑（認印で可）を持参することをおすすめします。シャチハタなどのスタンプ印は使用できませんので注意が必要です。

５．筆記用具：黒のボールペンまたは万年筆で丁寧に

婚姻届の記入には、消せるボールペンや鉛筆は使用できません。黒色のボールペンまたは万年筆を使用し、楷書で丁寧に記入しましょう。修正テープや修正液の使用は避け、誤字脱字に注意して記入してください。もし間違えてしまった場合は、二重線を引き、訂正印を押印して修正します。

その他：外国籍の方との婚姻の場合

外国籍の方と婚姻する場合は、上記に加えて、その方の国籍や状況によって必要な書類が異なります。一般的には、出生証明書、婚姻要件具備証明書、パスポートなどが求められます。事前に提出先の市区町村役所に確認し、必要な書類を準備するようにしましょう。

最後に：二人の未来を祝う大切な手続き

婚姻届の提出は、二人の新たな人生のスタート地点です。必要な書類を事前にしっかりと準備し、スムーズな手続きで、素敵な未来への第一歩を踏み出しましょう。分からないことがあれば、遠慮なく市区町村役所の窓口で相談することをおすすめします。

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