結婚の挨拶に面識がある場合、服装は？

結婚式の挨拶、特にご両親への挨拶における服装は、新郎新婦との関係性や結婚式の形式によって大きく変わってきます。既に面識がある場合でも、油断は禁物です。場をわきまえ、失礼のない服装を心がけましょう。

ポイントは「清潔感」「上品さ」「控えめな華やかさ」の３点です。

まず、清潔感は基本中の基本。シワや汚れがないことはもちろん、ヘアスタイルやメイクもきちんと整えましょう。特に男性は、ひげの剃り残しや寝癖に注意が必要です。女性は、派手すぎるネイルアートや香水は避け、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。

次に、上品さです。露出の多い服装やカジュアルすぎる服装は避けましょう。特に、ご両親への挨拶という場では、落ち着いた印象を与える服装が好ましいです。

具体的な服装の例

• 女性の場合：

  • ワンピース： 膝丈～ミモレ丈のワンピースがおすすめです。色は、黒、紺、ベージュ、パステルカラーなど、落ち着いた色合いを選びましょう。レースやフリルなどの装飾は、控えめなものを選びましょう。
  • ブラウスとスカート： ブラウスは、襟付きのシャツやカットソーがおすすめです。スカートは、膝丈～ミモレ丈のフレアスカートやタイトスカートを選びましょう。素材は、シフォン、シルク、レースなどが上品です。
  • パンツスーツ： きちんと感があり、動きやすいのでおすすめです。色は、黒、紺、グレーなど、落ち着いた色合いを選びましょう。インナーは、ブラウスやカットソーなど、華やかさをプラスできるものを選びましょう。

• 男性の場合：

  • スーツ： ダークスーツ（黒、紺、グレーなど）が基本です。ネクタイは、派手すぎないものを選びましょう。白やパステルカラーのシャツを合わせると、清潔感が増します。
  • ジャケットスタイル： ジャケットにスラックスを合わせたスタイルもおすすめです。ジャケットは、テーラードジャケットがおすすめです。スラックスは、チノパンやウールパンツなど、カジュアルすぎないものを選びましょう。

面識がある場合の注意点

既に面識がある場合でも、結婚式の挨拶という場では、普段よりも少しフォーマルな装いを心がけましょう。「いつもカジュアルな格好しか見たことがない」と思われている場合は、特に注意が必要です。

ご両親の趣味や嗜好を考慮することも大切です。例えば、ご両親が伝統を重んじるタイプであれば、よりフォーマルな服装を選ぶべきでしょう。逆に、ご両親が比較的新しい考え方を持っている場合は、少しカジュアルな服装でも問題ないかもしれません。

最終的には、新郎新婦に相談するのが一番です。

新郎新婦は、ご両親の性格や好みを知っているので、どのような服装が適切かアドバイスしてくれるはずです。「どんな服装が良いか分からないので、アドバイスいただけませんか？」と率直に相談してみましょう。

結婚の挨拶は、新郎新婦にとっても、ご両親にとっても、大切なイベントです。服装だけでなく、言葉遣いや態度にも気を配り、良い印象を与えられるように努めましょう。