結婚式でかかとが出てるのはマナー違反ですか？

結婚式でかかとが出てるのはマナー違反？ サンダル選びの落とし穴と成功の鍵

華やかな祝宴である結婚式。招待状を受け取ると、どんな服装で出席しようかワクワクしますよね。特に女性にとっては、ドレス選びと共に頭を悩ませるのが靴選び。おしゃれも楽しみたいけれど、マナー違反にならないか心配…そんな気持ちを抱く方も多いのではないでしょうか。特に、近年人気を集めているサンダル。かかとが出ているデザインは涼しげで魅力的ですが、結婚式に履いていくのは大丈夫なのでしょうか？

結論を先に言うと、かかとが出ているからNGという単純なルールはありません。しかし、デザインや素材によってはマナー違反と捉えられる場合もあるため、注意が必要です。つま先やかかとが露出したサンダルは、フォーマルな場には一般的に適さないとされています。かかとが覆われていても、素材がカジュアルすぎるものや、過度に装飾された派手なデザインも避けるべきです。

では、具体的にどのようなサンダルが結婚式にふさわしいのでしょうか？ いくつかのポイントを押さえて、適切な靴選びを心がけましょう。

1. ヒールの有無と高さ:

一般的に、結婚式のようなフォーマルな場ではヒールのある靴が好ましいとされています。ヒールの高さは、5cm〜7cm程度が適切です。低すぎるヒールはカジュアルな印象を与え、逆に高すぎるヒールは歩きにくく、新郎新婦や他のゲストに迷惑をかける可能性もあります。また、ピンヒールは床を傷つける可能性があるため、会場によっては避けた方が良い場合も。太めのヒールやウェッジソールなど、安定感のあるものを選ぶと安心です。

2. 素材とデザイン:

上品な素材とシンプルなデザインのサンダルを選びましょう。サテン、レザー、スエードなどはフォーマルな印象を与えます。ビジューやリボンなどの装飾は、控えめであれば華やかさをプラスできますが、過度な装飾は避けるのが無難です。アニマル柄やメタリック素材など、カジュアルすぎる素材も避けましょう。

3. カラー:

基本的には、黒、ベージュ、ネイビーなどの落ち着いた色がおすすめです。ドレスの色に合わせて選ぶと、より洗練された印象になります。明るい色を選ぶ場合は、パステルカラーなど上品な色味を選び、蛍光色や原色など派手すぎる色は避けましょう。

4. バックストラップの有無:

かかとが露出しているサンダルでも、バックストラップがあれば安定感があり、フォーマルな印象になります。バックストラップがないミュールタイプは、カジュアルな印象が強いため、結婚式にはあまり適していません。ただし、華やかな装飾が施された華奢なストラップ付きのサンダルであれば、フォーマルなドレスと合わせても素敵です。

5. TPOを意識する:

最終的には、結婚式のスタイルや会場の雰囲気、新郎新婦との関係性などを考慮して、TPOに合った靴選びをすることが大切です。格式の高いホテルウェディングであれば、よりフォーマルなパンプスが適切でしょう。一方、ガーデンウェディングやレストランウェディングなど、比較的カジュアルな雰囲気の結婚式であれば、華やかなストラップサンダルでも問題ない場合もあります。

靴選びに迷った場合は、招待状にドレスコードの記載がないか確認したり、新郎新婦に相談してみるのも良いでしょう。

結婚式は、新郎新婦にとって人生で一度きりの大切な日。服装マナーを守り、祝福の気持ちを込めて参加することで、より素敵な思い出となるはずです。 適切な靴選びで、自信を持って華やかな一日を楽しみましょう。