結婚式の余興を複数人で用意してくれた場合、お礼はいくらくらいが？

結婚式余興、複数人でのパフォーマンスのお礼はいくら？感謝の気持ちとマナーを大切に

結婚式に余興で参加してくれた友人、家族、さらにはプロのエンターテイナーの方々。彼らの素晴らしいパフォーマンスで、挙式や披露宴はさらに華やかになり、記憶に残る一日になったことでしょう。そんな彼らの労をねぎらい、感謝の気持ちを伝えるためのお礼。特に複数人で余興を組んでくれた場合、金額の決め方は簡単ではありません。適切な金額を判断するポイントを、参加者の人数や内容、関係性、そして時間や費用の要素も踏まえながら解説します。

まず、基本的な考え方は「感謝の気持ち」を第一に据えることです。余興のパフォーマンス内容、時間、そして参加者の人数や関係性など、状況に応じて金額は変動します。いくら多くても、いくら少なくても、失礼な印象を与えてしまう可能性があります。

一般的に、一人あたり3,000円～5,000円が目安とされています。これは、余興の質、時間、そして、参加者の個人的な関係性など、さまざまな要素を考慮した妥当な範囲です。しかし、この金額はあくまで目安。複数人で余興を組んだ場合、一人あたり1,000円程度でも良い場合があります。例えば、友人同士で簡単なゲームや歌を披露した、といった場合です。

しかし、その金額が適切であるとは限りません。余興の内容によって金額は大きく変わります。

考慮すべきポイント

• 参加者の人数: 参加者が多いほど、一人当たりの金額は少なめでも良いでしょう。複数人で一つの余興を組んだ場合、人数分の金額をまとめて渡すという考え方もできます。

• 余興の内容: プロのエンターテイナーによる本格的なパフォーマンスであれば、3,000円を超える金額が妥当です。また、準備に時間と労力を費やした、または特別なスキルや才能を必要としたパフォーマンスであった場合も、同様です。例えば、楽器演奏や劇、本格的なダンスパフォーマンスなど、準備に時間を要する余興は、その分の労務を考慮した金額が必要となります。

• 時間: 余興にかけた時間は、金額に反映させるべき要素です。短時間のパフォーマンスであれば、金額を控えめに設定しても良いでしょう。逆に、長時間のパフォーマンスであれば、金額を高く設定しても失礼ではありません。

• 関係性: 親しい友人や家族であれば、金額を控えめに設定しても問題ありません。一方で、目上の方や全く知らない方から余興を依頼された場合、感謝の気持ちを伝えるために、金額を多めにすることも検討しましょう。

• 費用: 余興のために特別な衣装や小道具などを用意した場合は、その費用も考慮すると良いでしょう。費用がかかった分、金額を高く設定しても失礼には当たりません。

複数人で余興を企画・準備した場合は、参加者それぞれに話し合って、金額を調整する事が重要です。お礼として、プレゼントやメッセージカードを添えることで、感謝の気持ちもより伝わり、余興を企画した方々も喜ぶでしょう。

重要なのは、金額だけでなく、真心込めた感謝の言葉が大切です。余興の素晴らしさ、準備にかけた時間と労力、そして、その日の素晴らしい思い出作りへの貢献に対して、感謝の気持ちを伝えることが最も重要です。感謝状やメッセージカードを添えて渡すことで、より特別な気持ちになります。

お礼の金額は、上記を総合的に判断し、妥当な範囲で決定することが大切です。余興をしてくれた方々への感謝の気持ちと、マナーを両立させて、心温まるお礼をしましょう。