結婚式の受付のお礼は誰が用意するのですか？

結婚式の受付のお礼、誰が用意して渡す？気持ちを込めた感謝を伝えるために

結婚式の受付は、ゲストが最初に足を踏み入れる場所であり、新郎新婦に代わって温かく迎え入れる重要な役割を担います。スムーズな受付進行はもちろんのこと、ゲストへの丁寧な対応は、結婚式全体の印象を左右すると言っても過言ではありません。そんな大切な役割を担ってくれた受付担当者には、心からの感謝の気持ちを込めて、きちんとお礼を渡したいものです。では、この受付のお礼は誰が用意して、いつ、どのように渡すのが適切なのでしょうか？

原則：新郎新婦が用意し、渡す

結婚式の受付のお礼は、原則として新郎新婦が用意し、直接渡すのが最も丁寧な形です。これは、自分たちの結婚式のために貴重な時間と労力を割いてくれたことに対する感謝の気持ちを、直接伝えるためです。受付担当者には、友人や親族、会社の同僚など、親しい間柄の人が多いでしょう。だからこそ、新郎新婦自身の言葉で感謝を伝えることが、より深い絆を育むことにつながります。

現実：状況によっては両親や兄弟姉妹に代理を依頼

しかし、結婚式当日は、新郎新婦は想像以上に多忙です。挙式前の準備や親族への挨拶、写真撮影など、分刻みのスケジュールで動いていることがほとんどです。そのため、受付担当者へのお礼を直接渡す時間がどうしても取れない、という状況も十分に考えられます。

そのような場合には、両親や兄弟姉妹など、親しい身内に代理を依頼しても失礼にはあたりません。ただし、代理を依頼する場合には、事前に受付担当者へその旨を伝え、「後ほど改めてお礼を申し上げます」と伝えておくことが大切です。

誰が渡す場合でも：心遣いを忘れずに

誰が渡す場合でも、「感謝の気持ち」をしっかりと伝えることが最も重要です。

• 新郎新婦の場合: 「本日は受付をお願いしてくれて本当にありがとう。おかげでスムーズに受付ができて助かりました。」など、具体的な言葉で感謝を伝えましょう。
• 両親や兄弟姉妹が代理の場合: 「新郎新婦に代わりまして、本日は受付をお願いしていただき、誠にありがとうございます。後ほど本人からも改めてお礼があると思いますが、まずは私から感謝の気持ちをお伝えさせてください。」など、新郎新婦の気持ちを代弁するように伝えましょう。

お礼のタイミングと渡し方

お礼を渡すタイミングは、受付終了後、速やかに行うのが理想的です。しかし、披露宴の進行状況によっては難しい場合もあるので、披露宴後、または二次会の前など、落ち着いて渡せるタイミングを見計らいましょう。

お礼は、のし袋に入れるのが一般的です。表書きは「御礼」または「寿」とし、水引は紅白の蝶結びを使用します。現金のほかに、ちょっとしたお菓子やギフトを添えるのも喜ばれます。

金額の目安

受付のお礼の金額は、地域や関係性によって異なりますが、一般的には3,000円～5,000円程度が目安とされています。友人であれば3,000円、親族や会社の同僚であれば5,000円程度と考えると良いでしょう。現金の代わりに、同額程度のギフト券や商品券を用意しても良いでしょう。

まとめ

結婚式の受付のお礼は、新郎新婦が心を込めて用意し、直接渡すのが理想ですが、状況によっては両親や兄弟姉妹に代理を依頼することも可能です。誰が渡す場合でも、「感謝の気持ち」をしっかりと伝えることが最も重要です。スムーズな結婚式の進行を支えてくれた受付担当者に、心からの感謝を込めてお礼を渡しましょう。