結婚式の招待状の封筒は糊付けする?

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結婚式の招待状は縁起物のため、封筒の糊付けは避けてください。手渡しする場合は封をせず、同封物が落ちないよう心配な場合のみ、軽くシールで留める程度にしましょう。「切る」行為は縁起が悪いとされているためです。 糊付けは、郵送する場合のみ考慮し、丁寧な作業を心がけてください。

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結婚式の招待状、その繊細な美しさに込められた想いを伝える大切なアイテム。準備を進める中で、封筒の扱いに迷う方も少なくないのではないでしょうか?特に、封筒の糊付けについて、迷信やマナー、実用性を考慮すると、意外と奥深い問題です。今回は、結婚式の招待状の封筒を糊付けするかどうか、その是非について、様々な角度から詳しく見ていきましょう。

まず、多くの方が気にするのは「縁起」です。古くから伝わる言い伝えでは、「切る」行為は縁起が悪いとされています。これは、縁を切る、関係を断つといったネガティブなイメージと結びついているためです。招待状の封筒を糊付けする行為は、封を閉じるときに糊で封筒の端を「切る」ように貼り付ける工程が含まれるため、この迷信に抵触する可能性があります。したがって、特に手渡しする場合、糊付けは避け、封をせずにリボンや飾り紐で結ぶ、または、同封物が落ちる心配がある場合のみ、目立たないシールで軽く留める程度にとどめるのが無難でしょう。

しかし、現実問題として、多くの招待状は郵送されます。郵送の場合、糊付けはほぼ必須と言えるでしょう。大切な招待状が途中で開封されたり、中のものが散乱したりすることを防ぐためです。郵送による糊付けは、縁起よりも確実な配送を優先する必要があると言えるでしょう。

では、糊付けをする場合、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?ポイントは「丁寧さ」です。雑な糊付けは、招待状全体の印象を悪くし、せっかくの想いを台無しにしてしまう可能性があります。糊は、はみ出さないように少量ずつ丁寧に塗り、しっかりと圧着させることが重要です。また、糊の種類も重要です。強力すぎる糊は、封筒を破損させる可能性があり、逆に弱すぎる糊では、郵送中に剥がれてしまうリスクがあります。封筒の材質に合った、適切な糊を使用しましょう。もし不安であれば、事前に封筒と糊でテストを行い、貼り付き具合を確認することをお勧めします。

さらに、糊付け以外の封の方法も検討できます。例えば、和風の招待状であれば、封緘シールや、美しい和紙で作った封緘用のテープを使用するのも良いでしょう。洋風の招待状であれば、上品なシールやリボンを使用するのも素敵な選択肢です。これらの方法であれば、「切る」行為を避けつつ、しっかりと封をすることができます。

最終的には、結婚式のスタイルや招待状のデザイン、そして、郵送するかどうかといった状況を総合的に判断し、最適な方法を選ぶことが大切です。糊付けをするかしないか、どちらが良いかという単純な答えはありません。大切なのは、ゲストへの感謝の気持ちを丁寧に伝えることです。その想いがきちんと伝われば、多少の迷信やマナーにとらわれる必要はないと言えるでしょう。招待状の準備を通して、結婚式の準備全体が幸せな時間となることを心から願っています。