結婚式の食事会だけの場合は、ご祝儀は持って行くべきですか?

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結婚式の食事会のみへの招待でも、お祝いの気持ちとしてご祝儀を持参するのが一般的です。ただし、新郎新婦からお祝い辞退の意向が示されていたり、会費制であることが明記されていたりする場合は、その指示に従いましょう。これは、結婚式を挙げる側と招待される側の双方にとって、覚えておきたいマナーです。

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結婚式の食事会だけの場合、ご祝儀は必要? 気持ち良くお祝いするためのヒント

結婚式の招待状を受け取った際、挙式には参加せず、披露宴(食事会)のみの招待だった場合、ご祝儀をどうするべきか悩む方は少なくないでしょう。結論から言うと、基本的にはご祝儀を持参するのがマナーです。

結婚式というお祝いの場に参加するにあたり、ご祝儀は新郎新婦への祝福の気持ちを表す大切な方法の一つです。食事会のみの招待であっても、新郎新婦は会場費、料理代、引き出物など、費用を負担しています。ご祝儀は、その費用の一部を負担するという意味合いも含まれています。

しかし、例外も存在します。以下のようなケースでは、ご祝儀の必要性を慎重に検討する必要があります。

1. 新郎新婦からお祝い辞退の意向が示されている場合:

招待状に「お祝いは辞退させていただきます」といったメッセージが記載されている場合は、新郎新婦の意向を尊重し、ご祝儀は持参しないのが適切です。無理に渡そうとすると、かえって相手に気を遣わせてしまう可能性があります。その代わり、メッセージカードを送ったり、後日ささやかなプレゼントを贈るなど、別のかたちでお祝いの気持ちを伝えるのも良いでしょう。

2. 会費制の場合:

「会費制」と明記されている場合は、指定された金額を支払うことでご祝儀の代わりとなります。会費の金額は、一般的に食事代や会場費などを考慮して設定されています。会費制の場合は、受付で会費を支払うだけで、特にご祝儀袋を用意する必要はありません。

3. 親族や親しい間柄で、事前に相談がある場合:

親族や特に親しい友人など、新郎新婦と近い関係にある場合は、事前にご祝儀について相談するのも良いでしょう。「何か必要なものはないか」「ご祝儀はどのようにしたら良いか」など、直接尋ねることで、相手の意向に沿ったお祝いができます。

ご祝儀の金額の目安:

食事会のみに参加する場合のご祝儀の金額は、一般的に1万円~3万円程度が目安とされています。新郎新婦との関係性や、食事会の格式、自身の年齢などを考慮して金額を決めると良いでしょう。

  • 友人、同僚: 1万円~2万円
  • 親族: 2万円~3万円
  • 上司: 2万円~3万円

ただし、あくまで目安ですので、自身の経済状況や、新郎新婦との関係性を踏まえて無理のない範囲で金額を決めましょう。

ご祝儀袋の選び方:

ご祝儀袋は、水引の種類やデザインによって意味合いが異なります。結婚祝いの場合、紅白または金銀の水引で、「結び切り」または「あわじ結び」のものを選びましょう。「結び切り」は一度結ぶとほどけないことから、「一度きりのお祝い」という意味合いがあり、結婚祝いにふさわしいとされています。「あわじ結び」は、両端を引っ張るとより強く結ばれることから、「末永くお幸せに」という願いが込められています。

表書きは、「御祝」「御結婚御祝」「寿」などが一般的です。自身の名前をフルネームで記載しましょう。

まとめ:

結婚式の食事会のみの招待でも、基本的にはご祝儀を持参するのがマナーです。しかし、新郎新婦の意向や会費制の場合など、例外もあります。大切なのは、新郎新婦の気持ちを尊重し、心からのお祝いの気持ちを伝えることです。上記のポイントを参考に、気持ち良く結婚式に参加し、新郎新婦の門出を祝福しましょう。