結婚式を直前欠席する場合、ご祝儀はいつ渡せばいいですか？

結婚式を直前欠席する場合、ご祝儀はいつ渡せばいい？ 気持ちよくお祝いを届けるためのマナー

結婚式は人生の大きな節目。招待された側は、新郎新婦の門出を心からお祝いしたい気持ちでいっぱいです。しかし、急な病気や仕事、避けられない事情で、やむを得ず欠席せざるを得ない場合もあります。そんな時、気になるのがご祝儀の渡し方。特に直前になっての欠席となると、どうすれば失礼なく、相手に気持ちよく受け取ってもらえるか、不安になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、結婚式を直前欠席する場合のご祝儀の渡し方について、本来出席予定だった場合と、最初から欠席する場合に分けて、具体的な方法とマナーを解説します。

１．出席予定だったのに、直前で欠席する場合

欠席の連絡は、判明次第、すぐに新郎新婦に直接伝えましょう。メールやLINEではなく、電話で伝えるのがベストです。心からの謝罪の気持ちを伝え、欠席理由を簡潔に説明しましょう。相手を心配させないよう、必要以上に詳しく話す必要はありません。

ご祝儀は、欠席の連絡と同時に、「お祝いの気持ちだけは届けたい」という旨を伝え、送付方法を相談するのがおすすめです。「現金書留で送ります」「後日、直接お渡しに伺っても良いでしょうか」など、相手の都合に合わせた方法を選びましょう。

もし新郎新婦が「今は大変な時期だから、気にしないで」と言ってくれたとしても、お祝いの気持ちは伝えるべきです。ご祝儀は、二人の新しい門出を応援する気持ちの表れ。受け取ってもらえるよう、丁寧に伝えましょう。

ご祝儀の送付は、遅くとも式の1週間前までに届くように手配します。どうしても間に合わない場合は、式後に改めてお祝いを贈る旨を伝えましょう。その際、お祝いの品物と一緒に、改めてお詫びの手紙を添えるとより丁寧です。

２．最初から欠席する場合

招待状を受け取った時点で欠席が決まっている場合は、返信ハガキの締切日までに、欠席の旨を返信します。ご祝儀は、式の1～2ヶ月前、遅くとも1週間前までに送るのがマナーです。

送付方法は、現金書留が一般的です。表書きは「寿」または「御祝」、差出人は自分のフルネームで記入します。新札を用意し、紅白の水引、結び切りの祝儀袋に入れましょう。袱紗に包んで郵便局の窓口で手続きするのが正式な方法です。

ご祝儀の金額は、新郎新婦との関係性や地域の相場を考慮して決めます。友人であれば3万円、親族であれば5万円～10万円が一般的です。

３．欠席の理由別、伝える際のポイント

• 病気やケガの場合: 病状を詳しく伝える必要はありません。「体調を崩してしまい、出席が難しくなってしまいました」程度で十分です。
• 仕事の都合の場合: 仕事の内容を詳しく説明する必要はありません。「どうしても外せない仕事が入ってしまい、申し訳ありません」と伝えましょう。
• 身内の不幸の場合: 忌明け前であれば、お祝いの席に出席するのは避けるのがマナーです。「身内に不幸があり、出席を控えさせていただきます」と伝えましょう。
• 出産の場合: 出産予定日が近ければ、「出産が近く、出席が難しい状況です」と伝えましょう。

どんな理由であれ、誠意をもって謝罪の気持ちを伝え、お祝いの気持ちを伝えることが大切です。形式的な謝罪ではなく、心からの言葉で伝えることで、新郎新婦にもきっと気持ちが伝わるはずです。

結婚式は、新郎新婦にとって一生に一度の大切な日。たとえ欠席せざるを得ない場合でも、お祝いの気持ちを伝えることで、二人の門出を祝福しましょう。