AmとPMはどちらが午前でどちらが午後ですか？

AMとPM：意外と知らない？時間の区切り方を徹底解説！

「午前」と「午後」を表すAMとPM。日常生活で当たり前のように使っていますが、ふと「どっちがどっちだっけ？」と迷うことはありませんか？実は、AMとPMはラテン語を語源とする言葉で、太陽の動きと密接に関係しているのです。この記事では、AMとPMの基本的な意味から、その背景にあるラテン語の知識、そして意外と間違えやすい時間の表記まで、詳しく解説します。

AM、PMの語源と意味

冒頭でも触れられているように、AMは ante meridiem の略で、ラテン語で「正午（meridies）前（ante）」という意味です。つまり、正午より前の時間帯、つまり午前を表します。一方、PMは post meridiem の略で、同じくラテン語で「正午（meridies）後（post）」という意味。こちらは正午より後の時間帯、つまり午後を表します。

「meridies」は「正午」だけでなく、「南」という意味も持ちます。これは、太陽が一日の中で最も高く昇り、南の方角に見えるのが正午であることに由来します。古代ローマでは、日時計を使って時間を測っていたため、太陽の位置が時間の基準となっていたのです。

注意！AM、PMの時間の表記

AMとPMを使う場合、12時間制で時間を表記するのが一般的です。しかし、この12時間制にはいくつか注意点があります。

• 正午（12:00）と深夜（0:00）の表記: 正午は「12:00 PM」、深夜は「12:00 AM」と表記します。これは、正午が午後の始まりであり、深夜が午前の始まりであるためです。しかし、この表記は混乱を招きやすく、「12:00 AMは翌日の午前0時を指す」と誤解されることもあります。そのため、特に重要な時間指定をする場合は、「正午」「深夜」とはっきり書くか、24時間制で表記する方が確実です。

• AM、PMの省略: 日常会話では、文脈から判断できる場合、AMやPMを省略することもよくあります。しかし、重要な書類や正式な場では、省略せずに明記する方が望ましいでしょう。

AM、PMと体内時計

太陽の動きを基準としたAM、PMは、私たちの体内時計とも深く関係しています。太陽光を浴びることで、体内時計がリセットされ、睡眠や覚醒のリズムが調整されます。特に、朝に太陽光を浴びることは、体内時計を整え、一日を快適に過ごすために重要です。

まとめ：時間を意識することの意義

AM、PMの区別は、単に時間を把握するだけでなく、太陽の動き、歴史的な背景、そして私たちの身体のリズムとも繋がっています。普段何気なく使っているAM、PMですが、その意味を理解することで、時間の概念がより深く、そして豊かになるのではないでしょうか。時間を意識することは、日々の生活をより充実させるための第一歩と言えるかもしれません。