Starto社なんて読む？

STARTO社（スタートエンタテイメント）とは？ 嵐の独立と新たなエンタメの幕開け

「STARTO」と聞いて、あなたはどんな印象を持つでしょうか？ まだ記憶に新しい方も多いかもしれませんが、この言葉は、長年にわたり日本のエンターテイメント業界を牽引してきたジャニーズ事務所の、新たな幕開けを象徴するキーワードです。2024年、旧ジャニーズ事務所（現SMILE-UP.）からタレントマネジメント事業を承継した新会社、それが株式会社STARTO ENTERTAINMENT（スタートエンタテイメント）です。

その社名の通り、「スタート」という強い意志が込められており、新たなエンタテイメントの形を創造し、世界に発信していくという決意が感じられます。

STARTO ENTERTAINMENT設立の背景と意味

STARTO ENTERTAINMENT設立の背景には、周知の事実となった旧ジャニーズ事務所における故ジャニー喜多川氏による性加害問題があります。その問題に対する抜本的な改革の一環として、タレントのマネジメントと事務所の運営を分離し、新たな体制で再出発を切る必要がありました。

STARTO ENTERTAINMENTは、SMILE-UP.が抱える課題を克服し、所属タレントが安心して活動できる環境を整備すること、そして、コンプライアンスを重視した健全な企業運営を目指すことを目的としています。

STARTO社の展望と課題

STARTO ENTERTAINMENTは、所属タレントの個性や才能を最大限に引き出し、国内外で活躍できる機会を創出することを目指しています。従来の枠にとらわれない自由な発想で、多様なエンタテイメントコンテンツを開発し、ファンに感動と喜びを提供していくことが期待されています。

しかし、道のりは決して平坦ではありません。旧体制からの脱却、企業文化の刷新、そして何よりも、社会からの信頼回復が急務です。透明性の高い情報公開や、徹底したコンプライアンス体制の構築は、STARTO ENTERTAINMENTが持続的に成長していくための重要な要素となります。

嵐の独立とSTARTO社の未来

国民的アイドルグループである嵐が、STARTO ENTERTAINMENTとの契約形態として、エージェント契約という形を選択したことも大きな話題となりました。これは、タレント自身が主体的に活動を選択できる環境を整備するという、STARTO ENTERTAINMENTの新しい方針を象徴する出来事と言えるでしょう。

嵐のメンバーは、それぞれが個人事務所を設立し、STARTO ENTERTAINMENTと連携しながら、自身の活動を展開していくことになります。このような新しい形が、他の所属タレントにも波及していくのか、今後の動向が注目されます。

STARTO ENTERTAINMENTは、日本のエンターテイメント業界に新たな風を吹き込むことができるのか？ その挑戦は始まったばかりです。これからの彼らの活動から目が離せません。