のぞみN700とN700Sの違いは何ですか?

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N700系とN700S系の主な違いは、スピーカーの配置にあります。N700Aは天井照明の間のスピーカーでしたが、N700Sは車内テロップ装置の横に、指向性の高いフラットパネルスピーカーを搭載。これにより、車両中央付近の音質が向上しています。
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東海道新幹線を駆け抜けるN700系とN700S、その音の違いは?

日本の新幹線を代表する車両として、長年活躍してきたN700系。そして、その進化形として登場したN700S。どちらも高速で快適な移動を提供しますが、実は音響面にも大きな違いがあります。特に、車内アナウンスや音楽の音質に注目すると、その違いは明瞭です。

N700系では、天井照明の間にスピーカーが配置されていました。この配置は、車内の広範囲に音を届けることはできるものの、音質の面ではやや劣るという問題がありました。特に、車両中央付近では音声が聞き取りにくいと感じられることもありました。

一方、N700Sでは、スピーカーの配置を一新。車内テロップ装置の横に、指向性の高いフラットパネルスピーカーを採用しました。この変更により、音声がよりクリアに、そして特定の場所にピンポイントで届くようになりました。まるで、ライブ会場でステージに向かって設置されたスピーカーのように、音の指向性が向上し、車両中央付近の音質が大幅に向上したのです。

この音質の向上は、車内アナウンスの聞き取りやすさに大きく貢献しています。特に、英語アナウンスなど、聞き取りにくいと感じられる音声が、N700Sでは格段にクリアになったと評判です。また、音楽鑑賞においても、より臨場感あふれるサウンドを楽しめるようになりました。

さらに、N700Sでは、車内照明の制御システムも進化し、照明の色温度を調整することで、時間帯や状況に合わせて最適な雰囲気を作り出すことが可能になりました。そのため、車内はより快適で落ち着いた空間となり、音質向上と相まって、よりリラックスできる旅を演出しています。

このように、N700Sは、単なる外観の変更だけでなく、音響面にも大きな進化を遂げ、より快適で質の高い移動空間を提供しています。新幹線に乗車する際には、ぜひN700Sの音の違いにも注目してみて下さい。きっと、今までとは違う、新しい発見があるはずです。