アイフォンが水没しても使える？

iPhoneが水没！諦める前に試したい応急処置と注意点

iPhoneをうっかり水没させてしまった！そんな時、誰もが頭を抱えてしまいますよね。「もうダメかも…」と諦めてしまう前に、落ち着いていくつかの応急処置を試してみましょう。iPhone 7以降のモデルは耐水性能を備えていますが、これはあくまで「耐水」であり「防水」ではありません。過信は禁物です。

水没直後に行うべき応急処置

1. すぐにiPhoneを取り出す： 当たり前のことですが、水没している時間が短いほど復旧の可能性は高まります。迷わず、すぐに取り出しましょう。

2. 電源を切る： 電源が入ったままの状態は、内部でショートを引き起こす可能性があり、非常に危険です。必ず電源を切りましょう。電源が切れない場合は、SIMカードを取り出してから強制的に電源が切れるまで待ちます。

3. 水分を拭き取る： 乾いた布やティッシュで、iPhoneの表面、特に充電ポート、イヤホンジャック、スピーカー部分などの水分を丁寧に拭き取ります。

4. SIMカードを取り出す： SIMカードとSIMトレイも水分を拭き取り、乾燥させます。

5. iPhoneを乾燥させる： 水没後、内部に水分が残っていると腐食の原因となります。以下のいずれかの方法で乾燥させましょう。

   • 風通しの良い場所に置く： 直射日光を避け、風通しの良い場所に数日間置いて自然乾燥させます。
   • 乾燥剤と一緒に密閉する： ジップロックなどの密閉できる袋に、乾燥剤（シリカゲルなど）とiPhoneを一緒に入れ、数日間置きます。
   • 扇風機の風を当てる： 冷風でゆっくりと乾かします。温風は故障の原因となるため、絶対に避けてください。

絶対にやってはいけないこと

• 充電する： 内部に水分が残っている状態で充電すると、ショートして故障する可能性が非常に高いです。絶対に充電しないでください。
• 電源を入れる： 完全に乾燥するまで電源を入れないでください。
• ドライヤーで乾かす： 熱風は内部部品を損傷させる可能性があります。絶対にドライヤーを使用しないでください。
• 振る： 内部に水が広がり、さらに故障を悪化させる可能性があります。
• 綿棒やティッシュを奥まで入れる： 繊維が内部に残ったり、奥に水を押し込んだりする可能性があります。

耐水性能に関する注意点

iPhone 7以降の機種は耐水性能を備えていますが、これは真水での実験結果に基づいています。海水やプール、ジュースなど、真水以外の液体に水没した場合は、耐水性能が十分に発揮されない可能性があります。また、経年劣化や衝撃によって耐水性能は低下します。

修理について

上記の応急処置を行っても電源が入らない、正常に動作しない場合は、早めにApple Storeまたは正規サービスプロバイダ、信頼できる修理業者に相談しましょう。水没による故障は、放置すればするほど腐食が進み、修理費用が高額になる傾向があります。

最後に

水没は誰にでも起こりうるアクシデントです。慌てずに、落ち着いて上記の対処法を試してみてください。そして、大切なデータを守るためにも、定期的なバックアップを忘れずに行いましょう。