テザリングをつけっぱなしにしておくと通信量はどのくらいになりますか？

テザリングつけっぱなし、その通信量は一体いくらに？使い方別データ消費量徹底解説

テザリング、それはまるでスマホがモバイルルーターになる魔法のような機能。外出先でPCやタブレットをネットに繋げられる便利な反面、「うっかりつけっぱなしにしてたら、通信制限が…！」なんて経験、ありませんか？

テザリングをオンにしたまま放置した場合、通信量は一体どれくらいになるのか？利用シーン別に詳しく見ていきましょう。

放置状態でも通信は発生する？

まず、大前提として、テザリングをオンにしただけでは、劇的に通信量が増加するわけではありません。しかし、繋がっているデバイス（PCやタブレットなど）がバックグラウンドで自動的に通信を行う可能性があります。例えば、

• OSやアプリの自動アップデート: PCやタブレットは、常に最新の状態を保つために、バックグラウンドでアップデートファイルをダウンロードします。
• クラウドストレージの同期: DropboxやGoogle Driveなどのクラウドストレージは、自動的にファイルの同期を行います。
• ソフトウェアの自動起動: 一部のソフトウェアは、起動時にオンライン認証やデータ更新を行うことがあります。

これらのバックグラウンド通信は、テザリングをオフにするか、デバイス側で自動更新や同期を停止することで抑制できます。

利用シーン別のデータ消費量目安

記事冒頭にある通り、具体的な利用シーン別にデータ消費量の目安を見ていきましょう。

• 音楽ストリーミング: 音楽ストリーミングサービスは、音質によってデータ消費量が大きく異なります。低音質であれば1時間あたり10MB程度ですが、高音質だと100MBを超えることもあります。特に、高音質で長時間再生する場合は注意が必要です。
• SNS利用: SNSの利用も、使い方によってデータ消費量が変動します。テキスト中心の利用であればそれほど消費しませんが、動画を頻繁に見たり、写真や動画をアップロードしたりする場合は、データ消費量が跳ね上がります。特にInstagramやTikTokなどの動画プラットフォームは注意が必要です。
• LINEビデオ通話: LINEビデオ通話は、画質によってデータ消費量が異なります。高画質で長時間通話する場合は、かなりのデータ量を消費します。Wi-Fi環境がない場合は、音声通話に切り替えるなど、データ消費量を抑える工夫が必要です。
• オンラインゲーム: オンラインゲームは、ゲームの種類によってデータ消費量が大きく異なります。リアルタイム性の高いアクションゲームやMMORPGなどは、常にサーバーと通信するため、データ消費量が多くなります。また、ゲームのダウンロードやアップデート時は、さらに大量のデータ通信が発生します。

テザリングの賢い使い方

テザリングは非常に便利な機能ですが、使い方を間違えると通信制限に繋がりかねません。以下の点に注意して、賢くテザリングを利用しましょう。

• 利用後は必ずテザリングをオフにする: これが最も重要です。特に、スマホをポケットやカバンに入れたまま放置すると、意図しないバックグラウンド通信が発生する可能性があります。
• デバイス側の自動更新や同期を停止する: PCやタブレットなどのデバイス側で、自動更新や同期を停止することで、データ消費量を大幅に抑制できます。
• データ使用量をモニタリングする: スマホの設定画面から、データ使用量を定期的に確認することで、どのアプリやサービスがデータ量を消費しているか把握できます。
• Wi-Fi環境を優先的に利用する: 利用可能なWi-Fi環境がある場合は、テザリングではなくWi-Fiを利用するようにしましょう。
• モバイルルーターの利用を検討する: テザリングを頻繁に利用する場合は、モバイルルーターの利用を検討するのも一つの手です。モバイルルーターは、テザリングよりも安定した通信を提供し、バッテリー消費も抑えられます。

テザリングを上手に活用して、快適なモバイルライフを送りましょう！