データ通信専用SIMでLINEは使えますか？

データ通信専用SIMでLINEは本当に使えない？ データSIM（SMS付き）でできること・できないこと徹底解説

巷では「データ通信専用SIMではLINEは使えない」と言われています。確かに、かつてはその通りでした。しかし、データ通信専用SIMの定義や、LINEの認証方法の変遷によって、状況は少し複雑になっています。

この記事では、データ通信専用SIMでLINEが利用できるのかどうか、そして、データSIM（SMS付き）であれば何ができるのかを、わかりやすく解説します。

データ通信専用SIMとは？ なぜLINEが使えないと言われるのか？

データ通信専用SIMは、音声通話機能がなく、データ通信のみに特化したSIMカードです。従来のLINEアカウント認証は、SMS（ショートメッセージサービス）を利用して行われていました。データ通信専用SIMにはSMS機能がないため、LINEの認証ができず、結果として利用できない、という結論に至っていました。

データ通信専用SIMの販売終了と、データSIM（SMS付き）の登場

多くの通信事業者で、純粋なデータ通信専用SIMの新規契約は終了しています。代わりに普及しているのが、データSIM（SMS付き）です。これは、データ通信に加え、SMSの送受信が可能なSIMカードです。

データSIM（SMS付き）ならLINEが使える？

はい、データSIM（SMS付き）であれば、LINEを利用できます。 なぜなら、LINEアカウントの登録や認証に必要なSMSメッセージを受信できるからです。

ただし、注意点もいくつかあります。

• 年齢認証: LINEの一部の機能（ID検索など）を利用するためには、年齢認証が必要です。年齢認証には、キャリア（docomo、au、SoftBankなど）の認証システムを利用する場合が多いですが、データSIM（SMS付き）の場合は、この認証ができない場合があります。年齢認証ができない場合、ID検索などが利用できなくなる可能性があります。
• LINEアプリのバージョン: LINEアプリのバージョンによっては、SMS認証以外にも、電話番号認証が必要になる場合があります。データSIM（SMS付き）は電話番号を持っていないため、認証できない場合があります。常に最新バージョンにアップデートし、認証方法の変更などに対応する必要があります。
• LINE Outなどの通話機能: データSIM（SMS付き）は音声通話機能がないため、LINE Outなどの通話機能は利用できません。

データSIM（SMS付き）でできること・できないこと

まとめ

データ通信専用SIMの販売は終了しましたが、データSIM（SMS付き）であればLINEを利用できます。ただし、年齢認証の可否や、LINEアプリのバージョンなどによって、一部機能が制限される可能性があります。

契約する通信事業者のウェブサイトや、LINEの公式サイトで最新情報を確認し、ご自身の利用目的に合ったSIMカードを選びましょう。