データ通信専用SIMでSMSは使えますか?

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データ通信専用SIMでは、原則としてSMS(ショートメッセージサービス)の利用はできません。格安SIMには音声通話付き、データ通信+SMS、データ通信専用の3種類があり、SMSが使えるのは音声通話付きSIMと、データ通信+SMS SIMに限られます。

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データ通信専用SIMでSMSは本当に使えない?知っておきたいSMSの役割と代替手段

データ通信専用SIMをお使いの方、あるいはこれから購入を検討している方にとって、SMS(ショートメッセージサービス)が利用できない、というのはよく耳にする情報かもしれません。「データ通信専用」という名前から、音声通話はおろか、メッセージ機能も使えないのは当然、と考えている方もいるでしょう。しかし、本当に完全にSMSが利用できないのでしょうか?そして、もし利用できない場合、どのような影響があるのでしょうか?

この記事では、データ通信専用SIMとSMSの関係について掘り下げ、SMSが持つ役割、そしてSMSが利用できない場合の代替手段について詳しく解説します。

なぜデータ通信専用SIMではSMSが使えないのか?

まず、データ通信専用SIMがSMSを利用できない理由を理解することが重要です。SMSは、携帯電話回線を利用してメッセージを送受信する仕組みです。音声通話SIMやデータ通信+SMS SIMは、この携帯電話回線を利用するための契約が含まれているため、SMSを利用できます。

一方、データ通信専用SIMは、データ通信のみを行う契約です。つまり、携帯電話回線を使ったSMSの送受信機能が含まれていないため、原則として利用できないのです。これは、コストを抑えてデータ通信に特化したいユーザー向けに、各通信事業者が提供している料金プランによるものです。

SMSの役割とは? なぜSMSが必要なのか?

SMSは、単なる短いメッセージを送るための機能以上の役割を担っています。近年、SMSは、

  • 本人確認: 多くのオンラインサービスやアプリで、アカウント登録やログイン時の二段階認証にSMSが利用されています。これは、登録した電話番号宛に認証コードを送信し、そのコードを入力することで本人確認を行う仕組みです。
  • 緊急連絡: 災害時など、音声通話が混み合っている状況でも、比較的繋がりやすいSMSで安否確認などの緊急連絡を行うことができます。
  • 各種通知: 宅配サービスの再配達依頼や、クレジットカードの利用通知など、様々なサービスからの通知を受け取るために利用されています。

このように、SMSは私たちの日常生活において、重要な役割を果たしているのです。

SMSが使えないことによる影響と代替手段

データ通信専用SIMでSMSが利用できない場合、上記のようなSMSの役割を果たすことができません。具体的には、

  • 二段階認証が必要なサービスを利用できない、または利用に制限がある。
  • 緊急時の連絡手段が限られる。
  • 各種通知を受け取れないため、サービスによっては不便を感じる可能性がある。

といった影響が考えられます。

しかし、SMSが利用できない場合でも、完全に代替手段がないわけではありません。

  • 認証アプリの利用: 二段階認証の代替手段として、Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなどの認証アプリを利用できる場合があります。これらのアプリは、SMSの代わりに独自の認証コードを生成し、本人確認を行います。
  • SNSメッセージ機能の利用: LINEやFacebook MessengerなどのSNSアプリを利用すれば、データ通信経由でメッセージのやり取りが可能です。
  • メールアドレスの利用: 一部のサービスでは、SMSの代わりにメールアドレスでの本人確認が可能です。

これらの代替手段を活用することで、SMSが利用できないことによる不便をある程度解消することができます。

まとめ

データ通信専用SIMは、データ通信に特化することでコストを抑えることができる一方、SMSが利用できないというデメリットがあります。SMSは、本人確認や緊急連絡など、様々な場面で重要な役割を果たしているため、データ通信専用SIMを選ぶ際には、SMSの必要性を十分に考慮する必要があります。

もしSMSがどうしても必要な場合は、データ通信+SMS SIMを選択するか、音声通話付きSIMを選択することを検討しましょう。また、SMSが利用できない場合でも、認証アプリやSNSメッセージ機能などの代替手段を活用することで、ある程度不便を解消することができます。

ご自身の利用状況やニーズに合わせて、最適なSIMカードを選びましょう。