トリバゴ どこの国の会社？

トリバゴはドイツ生まれ、世界を結ぶホテル検索エンジン

「ホテル、ホテル、トリバゴ！」のCMでおなじみ、ホテル検索プラットフォームのトリバゴ。テレビやインターネットでその名前を知らない人はいないのではないでしょうか。では、トリバゴは一体どこの国の会社なのでしょうか？ 答えはドイツです。

トリバゴは、2005年にドイツのデュッセルドルフで設立されました。創業者であるロルフ・シュレーゲン、ペーター・フィンク、マレク・ドゥーチンキーの3人は、オンライン旅行業界における価格の透明性の欠如に着目し、ユーザーがより簡単に、そして公平に最適なホテルを見つけられるようなプラットフォームを作ることを目指しました。

創業当初は小さなスタートアップでしたが、その革新的なビジネスモデルと効果的なマーケティング戦略によって、急速に成長を遂げました。トリバゴは、世界中の数百ものオンライン旅行代理店 (OTA) やホテルチェーンと提携し、それぞれのウェブサイトに掲載されているホテルの情報を集約しています。ユーザーは、トリバゴのウェブサイトやアプリを通じて、地域、価格、評価、設備など、様々な条件でホテルを検索し、希望に合った宿泊施設を簡単に見つけることができます。

トリバゴの強みは、なんといってもそのメタ検索エンジンとしての機能です。従来のオンライン旅行代理店のように自社でホテルを直接販売するのではなく、あくまでも様々なウェブサイトに掲載されている情報を集約・比較し、ユーザーに最適な選択肢を提示する役割を担っています。そのため、ユーザーは複数のウェブサイトを個別に調べる手間を省き、効率的に価格を比較することができます。

2012年には、大手旅行会社であるエクスペディア (Expedia Group) に買収されましたが、トリバゴは現在も独立したブランドとして運営されており、デュッセルドルフに本社を置いています。エクスペディアグループの一員となったことで、トリバゴはさらにグローバルな展開を加速させ、現在では世界中の主要な国と地域でサービスを提供しています。

トリバゴは、単なるホテル検索エンジンとしてだけでなく、ユーザーにとって有益な情報を提供することにも力を入れています。例えば、ホテルに関するレビューや評価、写真、周辺地域の情報などを掲載することで、ユーザーがより総合的にホテルを判断できるようサポートしています。また、ユーザーが予約する際には、実際にホテルを販売しているオンライン旅行代理店やホテルチェーンのウェブサイトに直接リンクすることで、安全で確実な予約手続きを可能にしています。

このように、トリバゴはドイツで生まれ、世界中の旅行者のために、ホテル選びをより簡単で効率的なものにするための努力を続けています。旅行の計画を立てる際には、ぜひ一度トリバゴを利用してみてはいかがでしょうか。きっと、あなたにぴったりのホテルが見つかるはずです。