パワーポイントで動画のサイズをトリミングするには?

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PowerPointで動画をトリミングするには、[ビデオツール]タブの[再生]タブにある「ビデオのトリミング」をクリックします。表示されるダイアログボックスで再生ボタンを押してプレビューし、トリミングしたい始点と終点で一時停止ボタンを押します。これで、動画の不要な部分を正確に削除できます。

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PowerPointで動画のサイズをトリミングする方法は、動画そのものの再生時間を切り詰める方法と、動画の表示領域(アスペクト比)を調整する方法の2つに大別できます。それぞれの手順と、より高度なテクニックについて詳しく解説します。

1. 動画の再生時間のトリミング

これは、動画の冒頭や末尾、あるいは途中の不要な部分を削除し、再生時間を短縮する方法です。PowerPointに標準で備わっている機能で簡単に実行できます。

まず、PowerPointのスライドに動画を挿入します。動画を選択すると、リボンに「ビデオツール」タブが表示されます。「ビデオツール」タブには「再生」タブと「書式」タブがあります。再生時間をトリミングするには「再生」タブを使用します。

「再生」タブの中に「ビデオのトリミング」というボタンがあります。このボタンをクリックすると、動画のトリミングダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスには、動画の再生バーと開始/終了ポイントを設定するためのスライダーがあります。

プレビュー機能を使って、動画を再生しながら、トリミングしたい開始点と終了点を正確に調整します。プレビュー再生は、ダイアログボックス内の再生ボタンを使用します。目的の開始点に達したら一時停止し、開始位置のスライダーを調整します。同様に、終了点も調整します。正確な秒数で調整したい場合は、スライダーを微調整するか、テキストボックスに直接秒数を記入することもできます。

調整が完了したら、「OK」ボタンをクリックします。これで、動画の不要な部分が削除され、トリミングされた動画がスライドに反映されます。

2. 動画の表示領域(アスペクト比)の調整

これは、動画の縦横比を変更することなく、スライド上に表示される動画のサイズを調整する方法です。動画全体を表示するのではなく、一部だけを表示したり、特定のアスペクト比に合わせるために使用します。

動画のサイズ調整は、「ビデオツール」タブの「書式」タブで行います。ここで、動画のサイズ変更ハンドルをドラッグして、表示領域を調整できます。ただし、この方法は、動画のアスペクト比を維持したまま、拡大縮小を行うため、トリミングというよりはサイズ変更に近いです。トリミングのように特定の部分だけを表示することはできません。動画全体の一部が表示される形になります。

より精密な調整が必要な場合は、サイズを数値で指定することも可能です。これも「書式」タブから、高さや幅を直接入力することで行えます。ただし、この方法もアスペクト比が崩れないよう注意する必要があります。

3. 高度なテクニック:外部編集ソフトの活用

PowerPoint内蔵機能では不十分な場合、動画編集ソフトを使うのが効果的です。Adobe Premiere Pro、Final Cut Pro、DaVinci Resolveなどの専門的なソフトでは、より高度なトリミング、エフェクトの追加、画質の改善などが可能です。動画を事前にこれらのソフトで編集してからPowerPointにインポートすることで、より洗練されたプレゼンテーションを作成できます。 例えば、特定の部分を拡大表示したり、字幕を追加したり、色調補正を行うといったことが可能です。

PowerPointだけで動画を編集するよりも、外部ソフトで編集してからPowerPointにインポートする方が、最終的な仕上がりのクオリティを大幅に向上させることができます。 特に、複雑な編集が必要な場合や、高画質を維持したい場合には、外部ソフトの活用を検討してみましょう。

このように、PowerPointで動画の「トリミング」という言葉には、再生時間の切り詰めと表示領域の調整という2つの意味が含まれることを理解しておくことが重要です。 目的に合わせて適切な方法を選択し、より効果的なプレゼンテーションを作成してください。