フリーWi-Fiはどこで買うことができますか？

フリーWi-Fiはどこで買えますか？…実は買えません！そして、本当に欲しいのは…

「フリーWi-Fiを買いたい」という気持ち、よく分かります。いつでもどこでもインターネットに接続できたら、どんなに便利でしょう。しかし、残念ながらフリーWi-Fiそのものを「買う」ことはできません。フリーWi-Fiとは、カフェや公共施設などで無料で提供されているインターネット接続サービスのことで、商品として売られているものではないのです。

この記事では、フリーWi-Fiの勘違いを解き明かし、本当にあなたが求めているであろう「いつでもどこでもインターネットに接続する方法」について、様々な選択肢を提示します。

まず、フリーWi-Fiを利用するには、サービスを提供している場所に実際に行く必要があります。例えば、カフェでコーヒーを飲みながらフリーWi-Fiを使ったり、図書館で調べ物をしながらフリーWi-Fiに接続したりするわけです。フリーWi-Fi自体は無料ですが、カフェの場合はコーヒー代、図書館の場合は利用料（無料の場合が多いですが）といった、間接的な費用が発生する可能性はあります。

では、自宅以外でも自由にインターネットを使いたい場合はどうすれば良いのでしょうか？ 答えは、「モバイルWi-Fiルーター」や「スマートフォンのテザリング機能」を利用することです。

モバイルWi-Fiルーターは、小型の携帯型装置で、これ一つで複数のデバイスをインターネットに接続できます。まさに「持ち運べるWi-Fiスポット」と言えるでしょう。購入方法はいくつかあります。ドコモショップやauショップ、ソフトバンクショップといった携帯電話キャリアの直営店、ヤマダ電機やビックカメラ、ヨドバシカメラなどの家電量販店で購入できます。また、各キャリアやAmazon、楽天市場などのオンラインストアでも購入可能です。価格や性能、対応エリア、データ通信量などは機種やプランによって異なるため、しっかりと比較検討することが重要です。

一方、スマートフォンのテザリング機能を利用すれば、スマートフォンをモバイルWi-Fiルーターのように使うことができます。多くのスマートフォンがこの機能を備えており、設定を有効にするだけで簡単に利用できます。ただし、テザリング利用中はスマートフォンのバッテリー消費が早くなるため、モバイルバッテリーの準備をおすすめします。また、契約しているデータ通信量の上限を超えると通信速度が制限される場合があるので、データ容量にも注意が必要です。

モバイルWi-Fiルーターとテザリング、どちらを選ぶかは、使用頻度やデータ通信量、予算などを考慮して決めましょう。例えば、毎日長時間インターネットを使うヘビーユーザーなら、大容量プランが用意されているモバイルWi-Fiルーターが適しています。一方、たまに外出先でインターネットを使う程度であれば、スマートフォンのテザリングで十分かもしれません。

さらに、最近ではカフェやレストランだけでなく、公共交通機関や商業施設などでもフリーWi-Fiが普及しています。これらのフリーWi-Fiスポットを有効活用すれば、モバイルデータ通信量の節約にも繋がります。「Japan Connected-free Wi-Fi」のようなアプリを利用すれば、簡単にフリーWi-Fiスポットを検索できます。

最後に、フリーWi-Fiを利用する際の注意点として、セキュリティ対策は必須です。フリーWi-Fiは誰でもアクセスできるため、悪意のある第三者に個人情報などを盗み見られるリスクがあります。VPN接続アプリを利用したり、パスワードなどの重要な情報を入力する際は十分に注意したりするなど、セキュリティ対策を万全にして安全にインターネットを利用しましょう。