モバイル通信なしでGoogleマップを使うには？

モバイル通信なしでGoogleマップを使う方法

海外旅行や山登り、オフライン環境での作業など、モバイル通信が利用できない状況でも地図が必要になる場面は少なくありません。Googleマップは、こうした状況にも対応できる機能を備えています。事前にオフラインマップをダウンロードしておけば、インターネット接続なしでも地図情報を利用できるのです。この記事では、モバイル通信なしでGoogleマップを活用する方法を、具体的な手順と合わせて解説します。

オフラインマップのダウンロード方法

Googleマップでオフラインマップを利用するためには、事前に必要なエリアをダウンロードする必要があります。この作業は、旅行前や予定しているエリアへの移動前に実行しましょう。

まず、Googleマップアプリを開きます。アプリを開いたら、画面下部の「メニュー」アイコン（通常は3本の線が並んだアイコン）をタップします。次に表示されるメニューから「オフラインマップ」を選択します。

すると、オフラインマップをダウンロードするための画面が表示されます。この画面には、マップが表示され、地図をダウンロード可能なエリアが色分けされています。地図全体がダウンロードできるわけではありません。必要なエリアの範囲を拡大・縮小して指定します。
詳細なエリアの選択には、拡大・縮小だけでなく、ピンポイントでの指定も可能です。例えば、特定の駅周辺や、山脈の登山ルートといった、具体的な場所に焦点を当ててダウンロード範囲を絞り込むことができます。

ダウンロード範囲を確定したら、「自分の地図」を選択するか、新規にエリアを作成します。「自分の地図」は、以前ダウンロードしたマップを管理するために使用されるフォルダです。目的のエリアがマップ上に表示されていることを確認してください。

ダウンロード範囲の確認が終わったら、「ダウンロード」ボタンをタップします。ダウンロードが完了するまで、しばらく時間がかかります。ダウンロードの進捗状況は画面に表示されますので、ダウンロード完了まで待つことが重要です。ダウンロード完了後は、Googleマップアプリを再起動する必要はありません。

オフラインマップの利用方法

オフラインマップをダウンロードすれば、モバイル通信環境がない場所でも、マップの閲覧やナビゲーションが可能です。ダウンロードしたエリア内を自由に移動したり、目的地までのルート検索を行ったりできます。しかし、ダウンロードしたエリア外では、当然ながら地図情報が表示されません。

オフラインマップは、事前にダウンロードしたエリア内の情報しか利用できません。ダウンロード範囲外のエリアでは、通常のGoogleマップの機能は利用できません。

オフラインマップの注意点

オフラインマップは、ダウンロードしたエリア内の地図情報のみを保存します。ダウンロードしたエリア外では、リアルタイムの交通情報や、周辺施設の情報などは表示されません。

また、ダウンロードしたマップは、そのデータが保存されている容量に依存しますが、場所によってサイズが異なる点にも注意が必要です。エリアが広いほど、保存するデータ量も大きくなり、スマートフォンやタブレットの容量不足に繋がる可能性があります。

事前にダウンロードしておくエリアを慎重に選択し、必要最低限のエリアをダウンロードすることが重要です。

まとめ

モバイル通信なしでもGoogleマップを活用するためには、事前にオフラインマップをダウンロードすることが必須です。具体的な手順を踏むことで、簡単にオフラインマップをダウンロードし、利用できます。しかし、ダウンロードエリア外では情報が得られないことを念頭に置き、必要なエリアを的確に選択することが大切です。旅行前や計画的な外出時には、この方法をぜひ活用してください。