安全なWi-Fiか調べるには?

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WindowsパソコンでWi-Fiの安全性を確認するには、ネットワークと共有センターからアダプター設定を開き、接続中のWi-Fiのプロパティを表示します。「セキュリティ」タブで暗号化の種類とパスワードの長さを確認。WPA2/WPA3暗号化が有効で、パスワードが複雑であれば、比較的安全と言えます。ただし、暗号化の種類だけでは完全な安全性は保証されません。

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Wi-Fi、本当に安全?手軽にできるセキュリティチェックとリスク回避術

カフェやホテル、今やどこでもWi-Fiが利用できますが、「無料Wi-Fi=安全」とは限りません。個人情報を盗まれたり、ウイルスに感染したりするリスクも潜んでいます。特に重要な情報をやり取りする際には、Wi-Fiの安全性を確認することが不可欠です。

この記事では、Windowsパソコンを使ってWi-Fiの安全性をチェックする方法に加え、より安全にWi-Fiを利用するための対策を解説します。

WindowsでWi-Fiの安全性をチェック!

Windowsパソコンには、接続しているWi-Fiのセキュリティ情報を確認できる機能が備わっています。以下の手順で確認してみましょう。

  1. 「ネットワークと共有センター」を開く:
    • 画面右下の通知領域にあるWi-Fiアイコンを右クリックし、「ネットワークと共有センターを開く」を選択します。
    • または、コントロールパネルから「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」と進みます。
  2. アダプターの設定を変更する:
    • 「ネットワークと共有センター」の左側にある「アダプターの設定の変更」をクリックします。
  3. 接続中のWi-Fiプロパティを表示:
    • 現在接続しているWi-Fiネットワークアダプターを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  4. 「セキュリティ」タブを確認:
    • Wi-Fiのプロパティウィンドウが開いたら、「セキュリティ」タブをクリックします。
    • ここで「セキュリティの種類」と「暗号化の種類」を確認します。

注目すべきポイント:

  • セキュリティの種類: 「WPA2-パーソナル」または「WPA3-パーソナル」が推奨されます。WPAやWEPといった古い規格はセキュリティが脆弱なので、避けるようにしましょう。
  • 暗号化の種類: 「AES」が推奨されます。TKIPは古い規格であり、安全性に劣ります。

パスワードの強度も重要:

上記の手順では確認できませんが、Wi-Fiルーターに設定されているパスワードの強度もセキュリティを左右します。一般的に、複雑で長いパスワード(大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた12文字以上)ほど安全です。

安全性だけでは不十分!リスクを最小限にするためにできること

上記のチェックで安全なWi-Fiと判断できても、完全にリスクがないとは言い切れません。以下の対策も合わせて行うことで、より安全にWi-Fiを利用できます。

  • VPN(Virtual Private Network)の利用: VPNは、インターネット通信を暗号化し、IPアドレスを隠すことで、セキュリティを強化します。特に公共Wi-Fiを利用する際は、VPNの利用を強く推奨します。
  • HTTPS接続の確認: ウェブサイトのアドレスが「https://」で始まるか確認しましょう。「http://」で始まるサイトは暗号化されていないため、個人情報の入力は避けるべきです
  • ファイアウォールの有効化: Windows標準のファイアウォールを有効にしておくことで、不正なアクセスを遮断できます。
  • 不審なWi-Fiスポットに接続しない: SSID(Wi-Fi名)が曖昧だったり、パスワードが設定されていなかったりするWi-Fiスポットは、接続を避けるようにしましょう。特に、過去に利用したことのないWi-Fiスポットには注意が必要です。
  • OSやソフトウェアを常に最新の状態に保つ: セキュリティアップデートは、脆弱性を修正し、セキュリティを強化するために不可欠です。

まとめ

Wi-Fiの安全性は、暗号化の種類だけでなく、パスワードの強度や利用環境によって左右されます。今回紹介した方法でWi-Fiの安全性をチェックし、VPNの利用やHTTPS接続の確認など、様々な対策を講じることで、安全なインターネット環境を構築しましょう。

特に重要な情報をやり取りする際は、無料Wi-Fiではなく、モバイルデータ通信や信頼できるWi-Fi環境を利用することを検討しましょう。

セキュリティ対策は、自分自身を守るための大切な投資です。常に最新の情報を収集し、安全なインターネットライフを送りましょう。