携帯のWi-FiをOFFにするとどうなる？

スマホのWi-FiをOFFにすると、何が起こる？ 知っておきたいメリットと注意点

普段何気なく使っているスマホのWi-Fi機能。常にONにしている人も多いのではないでしょうか。しかし、状況によってはWi-FiをOFFにすることが、意外なメリットをもたらすこともあります。ここでは、スマホのWi-FiをOFFにするとどうなるのか、具体的に解説していきます。

Wi-FiをOFFにした時の変化：接続、通信、バッテリー

Wi-FiをOFFにすると、まず、Wi-Fiネットワークへの接続が切断されます。これは当然のことですが、これによっていくつかの変化が起こります。

• インターネット接続の変化： Wi-Fiネットワークに接続されていた場合、インターネット接続が一旦途絶えます。もし、Wi-Fi環境外でインターネットを利用したい場合は、自動的にモバイルデータ通信（4G/5Gなど）に切り替わります。Wi-Fiルーターが近くにない場所や、公共Wi-Fiがない場所では、モバイルデータ通信を利用することになる、ということです。

• データ通信量の変化： Wi-FiをOFFにし、モバイルデータ通信を利用した場合、データ通信量が増加します。動画の視聴やアプリのダウンロードなど、データ容量の大きい操作を行う際は、データ通信量の上限に注意が必要です。契約しているデータプランによっては、速度制限がかかる可能性もあります。

• バッテリー消費の変化： 一見、Wi-FiをOFFにするとバッテリー消費が抑えられるように思えますが、必ずしもそうとは限りません。Wi-Fi電波が弱く、接続と切断を繰り返すような場所では、Wi-Fi機能が常に電波を探すためにバッテリーを消耗します。このような状況では、Wi-FiをOFFにすることでバッテリー消費を抑える効果が期待できます。しかし、モバイルデータ通信も常に電波を探し、送受信を行っているため、電波状況が悪い場所では同様にバッテリーを消耗します。

Wi-FiをOFFにするメリット

Wi-FiをOFFにすることで、主に以下の３つのメリットが考えられます。

1. データ通信量の節約: フリーWi-Fiなどに接続している際、セキュリティが脆弱なネットワークに意図せず接続してしまうリスクがあります。Wi-FiをOFFにしておくことで、このようなリスクを回避し、知らない間にデータ通信量が増加するのを防ぐことができます。

2. バッテリー消費の抑制: 前述の通り、電波状況が悪い場所では、Wi-Fi機能をOFFにすることでバッテリーの無駄な消費を抑えることができます。

3. セキュリティリスクの軽減: 公共Wi-Fiの中には、セキュリティ対策が不十分なものも存在します。個人情報やパスワードなどが盗み取られるリスクを避けるために、利用しない時はWi-FiをOFFにしておくことが有効です。

Wi-FiをOFFにする際の注意点

Wi-FiをOFFにする際には、以下の点に注意が必要です。

• データ通信量の確認: Wi-FiをOFFにしてモバイルデータ通信を利用する場合、データ通信量の上限を超えないように注意が必要です。特に、動画視聴やアプリのダウンロードを行う際は、データ通信量を確認するようにしましょう。

• 必要な時にONに戻す: 自宅や職場など、信頼できるWi-Fiネットワークがある場所では、Wi-FiをONに戻すことで、より高速で安定したインターネット接続を利用できます。

• 自動接続設定の見直し: スマートフォンによっては、自動的にWi-Fiネットワークに接続する設定になっている場合があります。セキュリティリスクを軽減するために、自動接続設定を見直すことをおすすめします。

まとめ

スマホのWi-FiをOFFにすることは、状況によってはデータ通信量の節約、バッテリー消費の抑制、セキュリティリスクの軽減につながります。しかし、モバイルデータ通信の利用が増加したり、必要な時にインターネット接続が途絶えたりする可能性もあります。それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、状況に応じてWi-FiのON/OFFを使い分けるようにしましょう。