東海道新幹線の急勾配は?

29 ビュー
東海道新幹線は、軌間1435mm、最少曲線半径1800mで、最急勾配は15‰です。ただし、1km以内の区間では20‰となっています。
コメント 0 好き

東海道新幹線の勾配

東海道新幹線は、東京と大阪を結ぶ高速鉄道で、全長約515kmです。この路線には、急勾配と急カーブという地形上の課題があります。

最急勾配

東海道新幹線の最急勾配は15‰です。‰(パーミル)は、勾配を表す単位で、1m進むと垂直方向に何mm高度が上がるかを示します。つまり、東海道新幹線では、100m進むと15m高度が上がります。

区間ごとの勾配

ただし、東海道新幹線には20‰の勾配区間が数か所あります。これらの区間は、1km以内に限られています。

  • 三島駅 – 沼津駅間(上り)
  • 浜松駅 – 豊橋駅間(下り)
  • 豊橋駅 – 三河安城駅間(下り)

勾配の影響

勾配は、新幹線に以下の影響を与えます。

  • 登坂時の速度低下: 急勾配では、列車の速度が低下します。
  • エネルギー消費の増加: 登坂時は、動力車に多くのエネルギーが必要になります。
  • ブレーキ時の距離の増加: 下り坂では、列車の速度を下げるために長いブレーキ距離が必要になります。

勾配対策

勾配の影響に対処するため、東海道新幹線には以下のような対策が講じられています。

  • 強力な動力車: 勾配区間の登坂に対応できる、強力な動力車が使用されています。
  • 回生ブレーキ: 下り坂では、回生ブレーキが使用されて、列車の速度を下げながら発電を行います。
  • 信号制御: 勾配区間の安全性を確保するために、信号制御が厳格に実施されています。

これらの対策により、東海道新幹線は急勾配を安全かつ効率的に運行しています。