機内モードにしながらLINE 既読つく？

機内モードとLINEの既読問題：オフラインのつもりがオンライン！？ その真相を徹底解剖

「ちょっとだけオフラインになりたい…でもLINEは確認したい…」そんな時に便利な機内モード。しかし、安易に使うと「既読スルー」疑惑を生んでしまうかもしれません。機内モードにしたはずなのに、なぜLINEに既読がついてしまうのでしょうか？ その謎を解き明かします。

機内モードの基本：通信遮断の罠

機内モードは、その名の通り、飛行機内での電波利用を制限するために生まれた機能です。スマートフォンやタブレットにおける機内モードは、Wi-Fi、モバイルデータ通信（4G/5G）、Bluetoothといったあらゆる無線通信をまとめてオフにする役割を果たします。本来であれば、ネットワークから完全に遮断されるため、LINEを含むあらゆるオンラインサービスは利用できません。

落とし穴：手動Wi-Fi接続という名の抜け道

問題はここからです。機内モードをオンにした後でも、Wi-Fiを手動でオンにすることが可能なのです。特に、カフェや公共施設などで自動的にWi-Fiに接続するように設定している場合、意識せずにWi-Fiに接続されてしまうことがあります。この状態でLINEを開くと、メッセージの送受信が可能になり、結果として既読がついてしまうというわけです。

なぜ既読がつくのか？ LINEの既読機能の仕組み

LINEの既読機能は、送信されたメッセージが相手の端末に届き、かつ相手がメッセージを開封したことを送信者に知らせるものです。この通知は、LINEサーバーを通じて行われます。つまり、LINEがインターネットに接続されていれば、既読情報はサーバーに送信され、送信者に通知されるのです。

対策：完全にオフラインになるために

では、本当にオフラインになりたい場合はどうすれば良いのでしょうか？

1. 機内モードオン＋Wi-Fi/モバイルデータ通信オフ： まず、機内モードをオンにします。その後、念のためWi-Fiとモバイルデータ通信が両方ともオフになっていることを確認してください。設定アプリからそれぞれ個別にオフにすることができます。
2. 自動Wi-Fi接続設定の見直し： スマートフォンの設定で、自動Wi-Fi接続機能をオフにするか、接続するWi-Fiネットワークを制限しましょう。頻繁に利用するWi-Fiネットワーク以外は自動接続しないように設定することで、意図しないオンライン接続を防ぐことができます。
3. LINEアプリのバックグラウンド更新停止： iPhoneであれば「Appのバックグラウンド更新」、Androidであれば「バックグラウンドデータ」の設定を確認し、LINEアプリがバックグラウンドで通信を行わないように設定を変更します。
4. 電源オフ： 究極の手段ですが、確実にオフラインになります。

まとめ：機内モードは万能ではない！意識的な管理が必要

機内モードは便利な機能ですが、設定によっては意図せずオンライン状態になってしまう可能性があります。LINEの既読機能を意識するだけでなく、本当にオフラインになりたい場合は、Wi-Fiやモバイルデータ通信の設定、そしてLINEアプリの設定をしっかりと確認し、意識的に管理することが重要です。せっかくのオフライン時間を無駄にしないために、上記対策を参考に、快適なデジタルデトックスライフを送りましょう。