海外に着いたらiPhoneの設定はどうすればいいですか？

海外旅行でiPhoneを安全に使う！到着後の初期設定完全ガイド

海外旅行はワクワクする反面、iPhoneの使い勝手が少し心配…という方もいるのではないでしょうか。特に、高額なローミング料金は絶対に避けたいですよね。そこで、この記事では、海外到着後、iPhoneを安全かつ快適に使うための初期設定を、ステップごとに詳しく解説します。他の記事では触れられていない、注意すべき点や裏技もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1. 到着直後の鉄則！ローミング設定の確認

飛行機から降りたら、まず最初にすべきことは、データローミングを確実にオフにすることです。空港のWi-Fiに飛びつきたくなる気持ちを抑え、以下の手順で設定を確認しましょう。

• 機内モード： オンになっていることを確認してください。オフになっている場合は、コントロールセンターからオンにしましょう。
• モバイルデータ通信： 設定アプリ > モバイル通信 > モバイルデータ通信 をオフにします。
• データローミング： 設定アプリ > モバイル通信 > 通信のオプション > データローミング をオフにします。

これらの設定を確実に行うことで、意図しないデータ通信による高額請求を防ぐことができます。

2. SIMカード/eSIMの設定：最適な選択肢を見つける

ローミングをオフにした状態で、現地のSIMカードまたはeSIMの設定を行います。

• 物理SIMカード:
  • 現地の空港や街中の通信事業者で購入できます。
  • 購入後、iPhoneの電源を切り、SIMトレイを開けてSIMカードを交換します。
  • 電源を入れ、アクティベーションを行います。
  • APN設定が必要な場合は、通信事業者から提供される情報を元に設定してください。（設定アプリ > モバイル通信 > モバイルデータ通信ネットワーク）
• eSIM:
  • 事前にオンラインで購入できるため、到着後すぐに利用できます。
  • 購入後、提供されたQRコードをiPhoneで読み込み、設定を行います。（設定アプリ > モバイル通信 > eSIMを追加）
  • アクティベーション後、eSIMをオンにします。（設定アプリ > モバイル通信 > プライマリ/セカンダリ）

どちらを選ぶかは、滞在日数やデータ使用量、価格などを考慮して決めましょう。近年は、手軽に設定できるeSIMが人気です。

3. Wi-Fi接続：無料Wi-Fiスポットの活用とセキュリティ対策

空港やホテル、カフェなどで無料Wi-Fiが利用できます。しかし、セキュリティ対策は万全でしょうか？

• VPNの利用： 無料Wi-Fiを利用する際は、VPN（Virtual Private Network）を利用することをおすすめします。VPNは、通信を暗号化し、個人情報を保護する役割があります。
• HTTPS接続： ウェブサイトにアクセスする際は、URLが “https://” から始まっていることを確認しましょう。
• 不審なWi-Fiスポットに注意： 公共Wi-Fiの中には、悪意のある第三者が設置した偽のWi-Fiスポットも存在します。接続する前に、ネットワーク名が正しいか、信頼できる情報源で確認しましょう。
• 自動接続をオフにする： 設定アプリ > Wi-Fi で、「自動接続」をオフにしておくことで、意図しないWi-Fiスポットへの接続を防ぐことができます。

4. その他の便利な設定

• 日付と時刻： 自動設定になっているか確認しましょう。（設定アプリ > 一般 > 日付と時刻）
• 言語設定： 現地の言語に設定しておくと、地図アプリや翻訳アプリなどが使いやすくなります。（設定アプリ > 一般 > 言語と地域）
• 緊急SOS： 設定アプリ > 緊急SOS で、緊急連絡先を登録しておくと、万が一の際に役立ちます。
• 翻訳アプリの準備： Google翻訳などの翻訳アプリを事前にダウンロードしておくと、オフラインでも利用できます。

5. まとめ：快適な海外旅行のために

事前の準備と到着後の設定をしっかり行うことで、海外旅行中のiPhone利用を安心して楽しむことができます。ローミング設定の確認、SIMカード/eSIMの設定、Wi-Fi接続のセキュリティ対策など、上記のステップを参考に、快適な海外旅行を満喫してください！

裏技： iPhoneの「Wi-Fiアシスト」機能は、Wi-Fi接続が不安定な場合に自動的にモバイルデータ通信に切り替わる機能です。海外では意図しないデータローミングが発生する可能性があるため、オフにしておくことをおすすめします。（設定アプリ > モバイル通信 > Wi-Fiアシスト）