海外旅行でモバイルバッテリーはどこに入れますか?

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海外旅行でモバイルバッテリーを機内持ち込み手荷物に入れる必要があります。リチウムイオン電池は発熱・発火しやすいため、預け入れ手荷物に入れることは禁止されています。

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海外旅行の必需品、モバイルバッテリー。スマートフォンの充電切れは旅行の大きなストレスになりますから、予備バッテリーを持参するのは賢明な選択です。しかし、その持ち運び方法、特に機内持ち込みに関しては、注意が必要です。 リチウムイオン電池を搭載したモバイルバッテリーは、その特性上、発熱や発火のリスクがあるため、航空会社は厳格な規制を設けています。 では、具体的にどのように持ち運べば良いのでしょうか?

まず、断言しておきましょう。預け入れ手荷物への持ち込みは絶対に避けなければなりません。 預け入れ手荷物は、輸送過程で強い衝撃や圧力がかかる可能性があり、モバイルバッテリーが破損し、最悪の場合、発火事故に繋がる危険性があります。航空会社は預け入れ手荷物にリチウムイオン電池を含む電子機器の持ち込みを禁止しており、発見された場合は没収されるだけでなく、罰金が科せられる可能性もあります。

では、機内持ち込み手荷物の中での適切な位置はどこでしょうか? 明確な「ここに入れなさい」という規定はありませんが、いくつかのポイントを抑えることで、安全かつスムーズな持ち運びを実現できます。

1. 容易に検査官に提示できる場所: モバイルバッテリーは、セキュリティチェックで検査官に提示する必要があるため、バッグの一番外側、もしくはすぐに取り出せるポケットに入れておくことが重要です。 スーツケースの奥深くに入れてしまうと、検査に時間がかかり、他の乗客の迷惑になるだけでなく、検査官の気分を害する可能性もあります。 透明なジッパー付きバッグに入れておくのも一つの手です。

2. 衝撃から保護する: モバイルバッテリーは精密機器です。 機内持ち込み手荷物の中でも、他の荷物とぶつかったり、圧力がかかったりする可能性のある場所に置くのは避けましょう。 例えば、重い荷物の上や、不安定な場所に置くのは危険です。 できれば、専用のケースに入れて、衝撃を吸収する工夫をすると安心です。 また、モバイルバッテリー自体が壊れている場合や、膨張している場合は絶対に持ち込まないようにしましょう。

3. 個別に保護する: 複数のモバイルバッテリーを持ち運ぶ場合は、それぞれ個別に保護するようにしましょう。 まとめて一つのケースに入れるのではなく、それぞれを小さなポーチや袋に入れて、万一の際に他のバッテリーへの影響を最小限に抑えましょう。

4. 容量制限に注意する: 航空会社によっては、モバイルバッテリーの容量制限を設けている場合があります。 通常は100Wh以下のものが許容されていますが、航空会社によって異なる場合があるので、出発前に必ず航空会社に確認しましょう。 100Whを超える大容量バッテリーは、航空会社の特別な許可が必要になるケースもあります。

5. 保護フィルムの重要性: モバイルバッテリーは、輸送中に傷つかないように保護フィルムで保護されている場合が多いですが、もし剥がれている部分があれば、テープなどで補修し、衝撃から守る工夫をしましょう。

これらの点に注意すれば、海外旅行でもモバイルバッテリーを安全に持ち運ぶことができます。 安全な旅を計画し、万が一の場合にも備えて、航空会社の規定を事前にしっかり確認しておくことが非常に重要です。 また、出発前にバッテリーの充電状態も確認しておきましょう。 楽しい旅行を邪魔するような事態を避けるためにも、細心の注意を払ってモバイルバッテリーを管理しましょう。