英語キーボードの変換を消すにはどうすればいいですか？

英語キーボードの変換機能を完全に消去することは、実際にはできません。キーボードは文字を入力するためのツールであり、その本質的な機能として変換（予測変換を含む）が含まれているからです。 しかし、変換機能を「無効化」したり、極力目立たなくしたりすることは可能です。 その方法は、使用しているOS（オペレーティングシステム）やキーボードアプリによって異なります。以下では、いくつかの一般的な状況と対処法を説明します。

1. Androidの場合:

Androidでは、多くの場合、GoogleのGboardがデフォルトのキーボードとして設定されています。 Gboardは強力な予測変換機能を持っていますが、それを無効化することもできます。 上記の記述に加えて、もう少し詳細な手順と、Gboard以外のキーボードアプリを使用している場合の対処法を説明します。

• Gboardを使用している場合: 設定アプリを開き、「システム」>「言語と入力」>「仮想キーボード」または「画面キーボード」>「Gboard」>「テキスト修正」または「詳細設定」を探します。 ここで「自動修正」「予測変換」「オートスペル」といった項目を見つけ、それらを全てオフにします。 さらに「予測候補の表示」のような項目があればオフにすることで、変換候補が一切表示されなくなります。 場合によっては、「学習機能」をオフにすることで、Gboardがあなたの入力パターンを学習しなくなるため、変換の精度が低下し、結果として変換が「消えた」ように感じるかもしれません。

• 他のキーボードアプリを使用している場合: Gboard以外のキーボードアプリ（例えば、Microsoft SwiftKey、Fleksyなど）を使っている場合は、そのアプリ固有の設定を確認する必要があります。一般的に、設定アプリ内にあるキーボードアプリの設定画面で、「予測変換」「オートコレクト」「スペルチェック」等の項目を探し、それらを無効化します。 アプリによっては、これらの機能を個別に細かく調整できる場合があります。 アプリのヘルプドキュメントを参照すると、より詳細な手順が記載されている可能性があります。

2. iOS(iPhone)の場合:

iOSでは、デフォルトのキーボードが使用されることが一般的です。 iOSのキーボードにおける予測変換の無効化も、Androidと同様に完全な「消去」ではなく、機能の無効化となります。

• 設定アプリを開き、「一般」>「キーボード」に進みます。 ここで「自動修正」や「予測」といった項目を探し、それらをオフにします。 これにより、予測変換機能が無効化され、単語の提案が表示されなくなります。 しかし、キーボード自体が消えるわけではありません。

3. デスクトップPC(Windows, macOS)の場合:

デスクトップPCでは、使用しているキーボードアプリによって異なります。多くの場合、キーボードの設定はOSの設定ではなく、個々のキーボードアプリ（例えば、Microsoft IME、Google日本語入力など）の設定で行われます。 それぞれのアプリの設定画面で、「予測変換」「自動修正」「候補表示」といった機能を探して無効化します。 多くの場合、これらの機能はオン/オフで切り替えられます。

重要な注意点:

予測変換機能を完全にオフにすると、入力効率が低下する場合があります。 特に、長文を入力する際は、タイピングミスが増える可能性があります。 必要に応じて、変換機能を部分的に有効にしておくことを検討してください。 例えば、自動修正はオフにしても、予測変換はオンにしておく、といった選択も可能です。

上記の手順に従っても変換機能が完全に消えない場合、使用しているキーボードアプリのバージョンやOSのバージョン、あるいは他の設定の影響を受けている可能性があります。 その場合は、アプリのヘルプドキュメントを参照するか、アプリの開発元に問い合わせてみてください。