App Storeで90日以上前の購入履歴を確認するには？

App Store の購入履歴、90日以上前の記録を紐解く方法：意外と知らない確認手順とトラブルシューティング

App Store でアプリやサブスクリプションを購入した記録は、意外と重要な情報です。例えば、家計簿をつける際に過去の出費を把握したり、誤って重複購入していないか確認したり、課金が正しく行われているか確認したりする際に役立ちます。Apple は直近90日間の購入履歴を比較的簡単に確認できるようにしていますが、それ以前の履歴となると少し手順を踏む必要があります。

この記事では、90日以上前のApp Store購入履歴を確認する方法を、より詳しく、そして分かりやすく解説します。さらに、確認できない場合のトラブルシューティングや、購入履歴を管理する上での注意点についても触れていきます。

1. 確認方法：ウェブサイト版 iTunes Connect を活用する

残念ながら、iPhone や iPad の App Store アプリから直接90日以上前の購入履歴を確認することはできません。この場合、PC やスマートフォンのブラウザから iTunes Connect (appstoreconnect.apple.com) にアクセスする必要があります。

手順:

1. iTunes Connect にアクセス: ブラウザで appstoreconnect.apple.com を開き、Apple ID とパスワードを入力してサインインします。
2. 「収益」メニューを選択: サインイン後、ダッシュボードが表示されます。「収益」という項目を探してクリックしてください。もし見当たらない場合は、画面上部の検索バーで「収益」と検索するとスムーズです。
3. 「財務レポート」メニューを選択: 「収益」メニューが開いたら、左側のサイドバーにある「財務レポート」をクリックします。
4. レポートの種類を選択: 画面中央に表示される「レポートの種類」のドロップダウンメニューから、「App Store > 購入」を選択します。
5. 期間を設定: 確認したい期間を設定します。開始日と終了日をそれぞれ指定することで、特定の期間における購入履歴を絞り込むことができます。
6. レポートをダウンロード: 期間を指定したら、「レポートをダウンロード」ボタンをクリックして、該当期間の購入履歴が記載されたレポートをダウンロードします。レポートは CSV 形式でダウンロードされるため、Excel などの表計算ソフトで開いて確認する必要があります。

2. 確認できない場合のトラブルシューティング

上記の手順で確認できない場合、以下の可能性が考えられます。

• 誤った Apple ID でログインしている: 複数の Apple ID をお持ちの場合、異なる Apple ID でログインしている可能性があります。過去に購入した際に使用した Apple ID でログインし直してください。
• 購入履歴が削除されている: Apple ID に紐づけられた購入履歴は基本的に削除されることはありません。しかし、Apple のサポートに問い合わせることで、確認できる場合があります。
• iTunes Store 側のエラー: まれに iTunes Store 側のシステムエラーで、一時的に購入履歴が表示されない場合があります。しばらく時間をおいてから再度確認するか、Apple のサポートに問い合わせてください。
• ファミリー共有の設定: ファミリー共有を利用している場合、購入履歴の表示設定が制限されている場合があります。ファミリー共有の設定を確認し、購入履歴の共有が許可されているか確認してください。

3. 購入履歴を管理する上での注意点

• 定期的な確認: 定期的に購入履歴を確認することで、身に覚えのない課金や誤った請求に早期に気づくことができます。
• 身に覚えのない請求があった場合: 身に覚えのない請求があった場合は、すぐに Apple のサポートに連絡し、調査を依頼してください。
• セキュリティ対策: Apple ID のパスワードを定期的に変更し、2ファクタ認証を設定するなど、セキュリティ対策を徹底しましょう。

まとめ

90日以上前の App Store 購入履歴を確認するのは少し手間がかかりますが、iTunes Connect を利用することで過去の購入記録を詳細に把握することができます。この記事で紹介した方法を参考に、ぜひご自身の購入履歴を管理し、安全な App Store 利用を心がけてください。もし確認できない場合は、焦らずにトラブルシューティングを行い、必要に応じて Apple のサポートに問い合わせることをお勧めします。