IPhoneで画面上の翻訳はできますか？

はい、iPhoneで画面上の翻訳は可能です。Webサイトの翻訳だけでなく、写真の中の文字や、アプリ内のテキストなど、様々な場面で翻訳機能を利用できます。

1. SafariでのWebサイト翻訳

ご提示の通り、Safariブラウザでは非常に簡単にWebサイトを翻訳できます。

• 手順:

  1. Safariで翻訳したいWebサイトを開きます。
  2. アドレスバーの左側にある「あA」アイコンをタップします。
  3. 表示されるメニューから「[言語名]に翻訳」を選択します。（例：日本語に翻訳）

• 対応言語: 英語だけでなく、iPhoneが対応している様々な言語への翻訳が可能です。

• 注意点: Webサイトによっては翻訳できない場合があります。また、翻訳の精度はWebサイトの構造や言語によって異なります。

2. 写真や画像内の文字翻訳（テキスト認識表示機能）

iOS 15以降、iPhoneには「テキスト認識表示」という非常に便利な機能が搭載されました。これは、写真や画像の中にある文字を認識し、翻訳できる機能です。

• 手順:

  1. 翻訳したい文字が写っている写真を開きます。（スクリーンショットでもOK）
  2. 写真内の文字を長押しするか、右下のアイコンをタップします。（黄色の枠で囲まれた文字を認識するアイコン）
  3. 文字が選択されたら、メニューが表示されるので、「翻訳」を選択します。

• 活用例:

  • 海外旅行中にレストランのメニューを翻訳する
  • 外国語の本や雑誌の一部分を翻訳する
  • 手書きのメモや看板を翻訳する

3. アプリ内や画面全体の翻訳（ショートカットアプリを活用）

Safariや写真以外の場所、例えばアプリ内のテキストなどを翻訳したい場合は、「ショートカット」アプリを活用することで、より柔軟な翻訳が可能になります。

• 手順（例：画面全体の翻訳）:

  1. 「ショートカット」アプリを開き、「＋」ボタンをタップして新しいショートカットを作成します。
  2. 「アクションを追加」をタップし、「画面収録を開始」アクションを追加します。
  3. 「アクションを追加」をタップし、「テキスト認識」アクションを追加します。
  4. 「アクションを追加」をタップし、「翻訳」アクションを追加します。
  5. 「アクションを追加」をタップし、「通知を表示」アクションを追加します。（翻訳結果を表示するため）
  6. ショートカットに名前を付け、実行しやすいようにホーム画面に追加します。
  7. 翻訳したい画面を表示し、作成したショートカットを実行します。
  8. 画面収録が終わると、翻訳結果が通知として表示されます。

• 注意点: ショートカットの作成には多少の手間がかかりますが、一度設定すれば様々な場面で活用できます。

まとめ

iPhoneには、標準機能だけでも様々な翻訳機能が搭載されています。SafariでのWebサイト翻訳、写真内の文字翻訳、そしてショートカットアプリを活用した応用的な翻訳まで、シーンに合わせて使い分けることで、より快適なiPhoneライフを送ることができます。

これらの機能を活用して、言語の壁を越えた情報収集やコミュニケーションを楽しんでください。