IPhoneのシリアル番号は初期化しても変わらない？

iPhoneを初期化してもシリアル番号は変わらない？ 徹底解説！

iPhoneの初期化、特に「すべてのコンテンツと設定を消去」は、端末を新品同様の状態に戻す強力な機能です。プライバシー保護のために手放す前に行ったり、動作が不安定になった際の最終手段として利用する方も多いでしょう。しかし、初期化によってiPhoneのシリアル番号やIMEIはどうなるのか、不安に思う方もいるかもしれません。

結論から言うと、iPhoneを初期化してもシリアル番号とIMEIは変わりません。 これらの番号はハードウェアに紐付けられており、ソフトウェアの操作では変更することができません。まるで人間の指紋のように、それぞれのiPhoneに固有の識別子なのです。

シリアル番号とIMEI：iPhoneの身分証明書

シリアル番号とIMEIは、iPhoneにとって重要な識別情報です。これらはiPhoneの製造元、モデル、製造時期などを特定するために使用されます。

• シリアル番号: AppleがiPhoneを識別するために使用する一意の番号です。保証の確認、修理受付、AppleCareへの登録などに必要となります。
• IMEI (International Mobile Equipment Identity): 国際的な携帯機器識別番号で、携帯電話ネットワーク上で端末を識別するために使用されます。紛失・盗難時の追跡や、ネットワークへの接続制御などに利用されます。

これらの番号は、iPhone本体に物理的に刻印されている場合もありますし、設定アプリから確認することも可能です。「設定」>「一般」>「情報」で確認できます。初期化後もこの情報を確認することで、同じ端末であることを確認できます。

初期化とデータの関係

初期化を行うと、写真、連絡先、アプリなどの個人データはすべて消去されます。つまり、ソフトウェアレベルの情報は完全にリセットされるのです。しかし、前述の通りシリアル番号とIMEIはハードウェアに紐付けられているため、初期化の影響を受けません。

これは、家の内装をすべて取り壊してリフォームしても、家の住所は変わらないのと同じようなものです。内装（ソフトウェア）は変わっても、家の土台（ハードウェア）は変わらないため、住所（シリアル番号/IMEI）も変わらないのです。

初期化を安心して行うために

初期化は強力な機能であるため、誤って実行しないように注意が必要です。大切なデータは必ずバックアップを取っておきましょう。iCloudやパソコンへのバックアップがおすすめです。

また、初期化後にApple IDのパスワードを忘れてしまうと、アクティベーションロックによってiPhoneが使用できなくなる可能性があります。Apple IDとパスワードは必ず覚えておきましょう。

まとめ

iPhoneを初期化しても、シリアル番号とIMEIは変わりません。これらの番号はハードウェアに紐付けられており、ソフトウェアの操作では変更不可能です。安心して初期化を行い、iPhoneを快適に使い続けましょう。もし初期化に関して不安な点があれば、Appleのサポートに問い合わせることをおすすめします。 Appleの公式ウェブサイトにも詳細な情報が掲載されていますので、そちらも参考にしてください。