IPhoneの充電器は正規品じゃないとダメ？

iPhoneの充電、純正じゃなきゃダメ？非正規品を使うリスクと賢い選び方

iPhoneの充電器、家電量販店やオンラインショップを見れば純正品だけでなく、様々なメーカーから数多くの製品が販売されていますよね。「純正品は高いし、どれを選んだら良いんだろう…」と悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、iPhoneの充電に必ずしも純正品を使う必要はありません。 しかし、安易に安い充電器を選ぶのは危険です。

「正規品じゃないとダメ？」という疑問に対する答えは、「正規品”でなくても良いけれど、粗悪品は絶対にダメ！」ということです。

なぜ純正品以外でも充電できるのか？

近年、多くのスマートフォンやタブレットは、USB Power Delivery（USB PD）という規格に対応しています。これは、USB端子を介してより高出力の電力を供給できる規格で、iPhoneも一部機種を除き、この規格に対応しています。USB PDに対応した充電器であれば、iPhoneを急速充電することも可能です。

つまり、純正品でなくても、USB PD規格に対応している充電器であれば、iPhoneを安全に、そして効率的に充電できるのです。

非正規品を使うリスクとは？

しかし、ここで注意すべきは、全ての非正規品充電器が安全とは限らないということです。安価すぎる充電器の中には、粗悪な部品を使っていたり、安全基準を満たしていなかったりするものも存在します。このような粗悪品を使うと、以下のようなリスクが考えられます。

• 発火・発煙の危険性: 電気回路の設計が不十分であったり、過電流保護機能が備わっていなかったりする場合、発火や発煙の恐れがあります。
• iPhone本体の故障: 不安定な電流や電圧で充電を行うと、iPhone本体のバッテリーや回路にダメージを与え、故障の原因となることがあります。
• 充電速度の低下: 出力不足の充電器の場合、充電に時間がかかったり、充電が完了しなかったりすることがあります。
• 感電の危険性: 絶縁処理が不十分な充電器の場合、感電の危険性があります。

賢い充電器の選び方

では、どのように非正規品の充電器を選べば安全なのでしょうか？以下のポイントを参考に、信頼できる製品を選びましょう。

• 信頼できるメーカーを選ぶ: Anker、RAVPower、AUKEYなど、実績のあるメーカーの製品を選ぶようにしましょう。これらのメーカーは、品質管理や安全基準に力を入れており、安心して使用できます。
• PSEマークの確認: 日本国内で販売されている電気製品には、PSEマークの表示が義務付けられています。PSEマークは、電気用品安全法に基づき、製品が安全基準を満たしていることを証明するものです。購入前に必ず確認しましょう。
• USB PD規格に対応しているか確認: iPhoneを急速充電したい場合は、USB PD規格に対応している充電器を選びましょう。充電器の仕様欄に記載されていることが多いので、確認してください。
• レビューや口コミを参考にする: オンラインショップなどで購入する場合は、他のユーザーのレビューや口コミを参考にしましょう。実際に使用した人の意見は、製品の品質や安全性を見極める上で役立ちます。
• 安すぎる製品は避ける: あまりにも安価な充電器は、品質や安全性が低い可能性があります。多少高くても、信頼できるメーカーの製品を選ぶようにしましょう。

まとめ

iPhoneの充電には、必ずしも純正品を使う必要はありません。しかし、安全性を考慮し、信頼できるメーカーのUSB PD対応充電器を選ぶようにしましょう。上記のリスクと選び方を参考に、安全で快適な充電環境を整えてください。