IPhoneの端末のみ購入の注意点は?

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iPhoneの本体のみを購入する際には、回線契約がセットされていないことに注意してください。通話や通信を行うには、自分でキャリアと別途契約を結ぶ必要があります。

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iPhone端末のみ購入時の注意点:契約、保証、そして思わぬ落とし穴

iPhoneの端末のみを購入するケースは、様々な理由で増えています。例えば、格安SIMを利用したい、機種変更はしたいがキャリアの縛りを受けたくない、あるいは友人や家族から譲り受けるなど。しかし、iPhone端末のみを購入する際には、いくつか注意すべき点が存在します。単に「端末だけあれば良い」と考えていると、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性もあるのです。

1. 回線契約とSIMロック解除

冒頭で述べられているように、最も重要な点は回線契約です。iPhone端末のみでは、通話やデータ通信は一切できません。別途、携帯キャリア(docomo、au、SoftBankなど)または格安SIM事業者と契約を結ぶ必要があります。

  • SIMロックの確認: 中古端末や譲渡された端末の場合、SIMロックがかかっている可能性があります。SIMロックがかかっていると、特定のキャリアのSIMカードしか利用できません。購入前に必ずSIMロックの有無を確認し、SIMロックがかかっている場合は解除手続きを行いましょう。解除手続きは、端末を購入したキャリアのオンラインサイトやショップで可能です。
  • SIMカードの種類: 契約するキャリアやSIM事業者によって、利用できるSIMカードの種類(標準SIM、microSIM、nanoSIM)が異なります。iPhoneの機種に対応したSIMカードを選びましょう。

2. 保証とサポート

iPhone端末のみを購入した場合、保証やサポート体制がどうなっているかを確認することが重要です。

  • AppleCare+への加入: Apple StoreやAppleの正規取扱店で購入した新品のiPhoneであれば、AppleCare+に加入できます。AppleCare+は、通常のメーカー保証に加え、画面割れや水没などの偶発的な損傷に対する修理サービスを提供しています。端末のみを購入した場合でも、加入できる期間内にAppleCare+への加入を検討することをおすすめします。
  • 中古端末の保証: 中古端末の場合、保証期間が残っているかどうか、どのような保証内容なのかを確認しましょう。中古販売業者によっては、独自の保証サービスを提供している場合があります。
  • Appleサポート: iPhoneの基本的な使い方やトラブルシューティングについては、Appleの公式ウェブサイトやサポートページで情報を得ることができます。

3. バッテリーの状態と初期化

中古端末を購入する場合、特に注意したいのがバッテリーの状態です。

  • バッテリー最大容量の確認: iPhoneの設定アプリから「バッテリー」→「バッテリーの状態」でバッテリー最大容量を確認できます。バッテリー最大容量が80%を下回っている場合は、バッテリーの劣化が進んでいる可能性があります。バッテリー交換を検討する必要があるかもしれません。
  • 初期化の徹底: 中古端末を購入した場合、前の所有者のデータが残っている可能性があります。個人情報漏洩を防ぐため、必ず初期化を行いましょう。設定アプリから「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」で初期化できます。

4. 赤ロムのリスク

中古端末を購入する際に、注意しなければならないのが「赤ロム」と呼ばれる端末です。赤ロムとは、前の所有者が端末代金を滞納しているなどの理由で、キャリアによって利用制限がかかってしまった端末のことです。赤ロムは、通話やデータ通信が利用できなくなるため、購入しても意味がありません。

  • IMEI番号の確認: 赤ロムかどうかは、IMEI番号(端末識別番号)をキャリアのウェブサイトで確認することができます。購入前に必ず確認するようにしましょう。

5. 周辺機器の準備

iPhone端末のみを購入した場合、充電器やケーブルなどの周辺機器が付属していない場合があります。必要な周辺機器を別途購入する必要があることを覚えておきましょう。

iPhone端末のみの購入は、自由度が高い反面、事前に確認しておくべき事項が多く存在します。上記の内容を参考に、慎重に検討し、後悔のない選択をしてください。