IPhoneを初期化しても残るものは何ですか？

iPhoneを初期化しても残るもの：知っておくべきこと

iPhoneを初期化すると、まるで新品同様の状態に戻り、不要なデータや設定を一掃できます。しかし、中には初期化後も消去されない情報が存在することをご存知でしょうか？この記事では、iPhoneの初期化で何が消去され、何が残るのかを詳しく解説します。

初期化で消去されるもの:

• 個人データ: 連絡先、メッセージ、通話履歴、カレンダー、メモ、Safariの閲覧履歴、キーチェーンに保存されたパスワードなど、ユーザーが作成・保存したデータはすべて消去されます。
• アプリとアプリデータ: ダウンロードしたアプリはすべて削除され、アプリ内で保存されたデータ (ゲームの進行状況、ログイン情報など) も消去されます。
• メディアファイル: 写真、動画、音楽、ボイスメモなど、iPhoneに保存されているメディアファイルはすべて削除されます。
• 設定: Wi-Fiパスワード、ディスプレイの明るさ、通知設定など、iPhoneの設定はすべて工場出荷時の状態に戻ります。
• Apple ID: 初期化時に「iPhoneを探す」をオフにしていれば、Apple IDはiPhoneから削除されます。

初期化後も残るもの:

• iOSのバージョン: iPhoneを初期化しても、iOSのバージョンは変わりません。つまり、iOS 16で初期化すれば、初期化後もiOS 16のままです。最新のiOSバージョンにアップデートするには、初期化後に手動でアップデートを行う必要があります。
• ファームウェア: iOSと同様に、iPhoneのファームウェアも初期化後も変更されません。
• ハードウェアの欠陥: 初期化はソフトウェアの問題を解決する手段であり、画面のひび割れやバッテリーの劣化などのハードウェアの問題は解決されません。

初期化する前にすべきこと:

• データのバックアップ: 初期化前に、写真、動画、連絡先など、重要なデータは必ずバックアップを取りましょう。iCloudやiTunes、外部ストレージなどを利用できます。
• 「iPhoneを探す」をオフにする: 「iPhoneを探す」がオンになっていると、初期化後にアクティベーションロックが有効になり、Apple IDとパスワードがないとiPhoneを使用できなくなります。初期化前に必ず「設定」>「[あなたの名前]」>「iPhoneを探す」からオフにしてください。

iPhoneの初期化は、不要なデータの削除や不具合の解消に有効な手段ですが、初期化後も一部の情報は残ることを覚えておきましょう。初期化前に必要なデータのバックアップを取り、「iPhoneを探す」をオフにすることを忘れずに。