Iphone11のバッテリーは無料交換できますか？

iPhone 11 のバッテリー交換：無料でできるケースと費用について徹底解説

iPhone 11 は、その優れたカメラ性能や処理能力で、今でも現役で使用している方が多い人気機種です。しかし、年月とともにバッテリーの劣化は避けられず、「そろそろ交換時期かな？」と感じている方もいるのではないでしょうか。そこで気になるのが、バッテリー交換にかかる費用、そして「無料で交換できるケースがあるのか？」という点です。

結論から言えば、iPhone 11 のバッテリー交換は基本的に有償となります。購入から1年以上経過している場合や、通常使用によるバッテリー劣化は保証対象外となるためです。しかし、いくつかの条件を満たせば、無料で交換できる可能性も残されています。

無料で交換できる可能性のあるケース

• AppleCare+ に加入している場合: AppleCare+ は、Apple が提供する保証サービスです。加入していれば、過失や事故による故障だけでなく、バッテリーの性能劣化も保証対象となります。具体的には、バッテリーの最大容量が工場出荷時から 80% 未満に低下している場合、無料でバッテリー交換を受けられます。iPhone の設定アプリから「バッテリー」→「バッテリーの状態」と進むと、現在の最大容量を確認できます。
• バッテリーの不具合が初期不良と判断された場合: まれに、購入直後からバッテリーの減りが異常に早いなど、初期不良と考えられる症状が発生する場合があります。この場合、購入から 1 年以内の保証期間内であれば、Apple の判断によって無償交換が可能です。ただし、初期不良と判断されるには、Apple Store や正規サービスプロバイダでの診断が必要となります。

バッテリー交換にかかる費用

無料交換の条件に当てはまらない場合、バッテリー交換は有償となります。2023年現在、Apple Store や正規サービスプロバイダでの iPhone 11 のバッテリー交換費用は 10,580円（税込）です。この価格は、Apple の公式サイトやサポートページで確認できます。

非正規店でのバッテリー交換について

街の修理業者など、非正規店でもバッテリー交換サービスを提供している場合があります。正規店よりも費用が安く済むことが多いですが、以下の点に注意が必要です。

• 品質: 非正規店で使用されるバッテリーの品質は様々です。中には、粗悪なバッテリーが使用されている場合もあり、バッテリーの持ちが悪かったり、最悪の場合、故障の原因となる可能性も考えられます。
• 保証: 非正規店での修理は、Apple の保証対象外となります。修理後に別の不具合が発生した場合、Apple のサポートを受けられなくなる可能性があります。
• データ: 修理の際に個人情報が漏洩するリスクもゼロではありません。信頼できる業者を選ぶことが重要です。

バッテリー交換を検討するタイミング

バッテリーの交換時期を判断する目安としては、以下の点が挙げられます。

• バッテリーの最大容量が 80% を下回っている: これは、AppleCare+ による無償交換の条件にもなっている数値です。
• バッテリーの減りが異常に早い: 充電してもすぐにバッテリーがなくなってしまう場合は、交換を検討しましょう。
• iPhone が突然シャットダウンする: バッテリーの劣化が進むと、残量が十分にあるにも関わらず、突然電源が切れてしまうことがあります。

最後に

iPhone 11 のバッテリー交換は、基本的には有償ですが、AppleCare+ に加入している場合や、初期不良と判断された場合は無料で交換できる可能性があります。バッテリーの劣化具合や使用状況を考慮し、Apple Store や正規サービスプロバイダで診断を受けることをおすすめします。非正規店での修理も選択肢の一つですが、品質や保証、データ漏洩のリスクなどを十分に考慮した上で判断しましょう。