はづすと外す どっち?

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「羽目を外す」が正しい表現です。 興に乗って行き過ぎること、度を超えることを意味します。 「はづす」は誤用で、本来は「外す」の古語です。「はづす」と「外す」を混同しないように注意が必要です。 調査によると、正しく理解している人の割合は高いものの、誤用も散見されます。
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「はづす」と「外す」の違い

日本語では、「はづす」と「外す」という似たような言葉が混同されることがあります。しかし、これらは異なる意味を持つ言葉です。

「外す」は、物をその位置や場所から取り除くことを意味します。例えば、「ドアを外す」「ネジを外す」などです。一方、「はづす」は、本来は「外す」の古語で、現在はあまり使われていません。

では、なぜ「羽目を外す」という言葉で「はづす」が使われているのでしょうか?実は、「羽目」とは、障子や襖の枠組みのことです。昔は、「羽目」を外して部屋を開放的な空間にして、宴会や遊びを楽しむことがありました。そのため、「羽目を外す」は「興に乗って行き過ぎること、度を超えること」という意味を持つようになったと考えられています。

しかし、現代では「はづす」と「外す」が混同されることが多く、「羽目を外す」も「羽目をはづす」と誤用される場合があります。調査によると、正しく理解している人の割合は高いものの、誤用も散見されるようです。

誤用を避けるために、以下の点を覚えておくとよいでしょう。

  • 物理的に何かを取り除く場合は「外す」を使用する。
  • 「興に乗って行き過ぎること、度を超えること」を表す場合は「羽目を外す」を使用する。
  • 「はづす」は「外す」の古語であり、現在はほとんど使用されていない。

正しく言葉を使い分けることで、より正確で効果的なコミュニケーションが可能になります。