Would you mind?への返答は?

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「Would you mind...?」への返答は、No(いいえ、気にしません)で承諾、Yes(はい、気にします)で拒否となります。ややこしいですが、許可を求める「Would you mind me/us doing...?」も同様です。承諾ならNo/Sure/Of course、拒否ならYes/Actually/Im afraidを使いましょう。

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「Would you mind…? 」は、英語で非常に頻繁に使われる表現であり、そのニュアンスを理解し、適切に応答することは、円滑なコミュニケーションにとって不可欠です。日本語話者にとって、この表現のややこしさは、肯定と否定の表現が逆転している点にあります。 「Would you mind…?」は、直訳すると「~してくださって構いませんか?」となりますが、実際には「~してくれませんか?」という依頼や依頼に近い提案を表すことがほとんどです。そのため、返答も日本語の感覚とは異なるアプローチが必要となります。

まず、基本的な返答パターンを確認しましょう。

承諾する場合:

  • No, not at all. (全く構いません) – 最も一般的な、そしてフォーマルな表現です。相手への配慮と快諾の気持ちが明確に伝わります。
  • No, I don’t mind. (構いません) – ややカジュアルな表現ですが、日常会話では十分に通用します。
  • No, go ahead. (どうぞ) – 許可を与えるニュアンスが強く、行動を促す表現です。
  • Sure. (もちろんです) – カジュアルで親しみやすい表現。友達同士など、親しい間柄に適しています。
  • Of course. (もちろん) – 「Sure」と同様にカジュアルですが、より丁寧な印象を与えます。
  • Certainly. (喜んで) – フォーマルな場面でも使える丁寧な表現。快諾の意思を明確に示します。

拒否する場合:

  • Yes, I do mind. (はい、構います) – 最も直接的な拒否表現です。状況によっては失礼に聞こえる可能性があるので、丁寧に説明を加えることが大切です。
  • Yes, actually, I can’t. (はい、実はできません) – 丁寧な拒否表現。理由を説明することで、相手への配慮を示せます。
  • I’m afraid I can’t. (残念ながらできません) – 柔らかく、間接的な拒否表現。申し訳なさを感じさせることで、相手に不快感を与えにくくします。
  • I’m sorry, but I can’t. (申し訳ありませんが、できません) – 同様に丁寧な拒否表現で、謝罪を添えることで、より配慮した印象を与えます。
  • I wish I could, but… (できればしたいのですが…) – 拒否するものの、残念な気持ちを表す表現です。その後ろに理由を付け加えることで、丁寧な拒否を演出します。

上記は「Would you mind doing…? 」という形、つまり「~するのを嫌がりますか?」という依頼に対する返答です。 「Would you mind if I/we…? 」という形、例えば「Would you mind if I opened the window?」のように、自分の行動について許可を求める場合も同様に、Noで承諾、Yesで拒否となります。

重要なのは、単に「No」や「Yes」と答えるだけでなく、状況に応じて適切な表現を選び、さらに理由を付け加えることで、より円滑なコミュニケーションを図ることです。 例えば、「Would you mind helping me with this?」に対して、「Yes, I do mind. I’m really busy right now.」と答えるよりも、「I’m afraid I can’t help you right now. I have a tight deadline.」と答えた方が、相手への配慮が感じられ、より好ましいでしょう。 言葉を選ぶことで、単なる承諾や拒否以上の情報、そして気持ちまでも伝えることができるのです。 日本語の感覚とは異なるこの点に注意し、状況に応じて適切な表現を選択することが、ネイティブスピーカーとの円滑なコミュニケーションに繋がります。 そして、相手があなたの返答を理解し、受け入れることが大切です。