東山動物園は日本で唯一何をしているのですか？

東山動物園：コモドオオトカゲの日本で唯一の飼育展示

名古屋市の東山動植物園は、日本で唯一、絶滅危惧種の巨大トカゲであるコモドオオトカゲを飼育展示しています。6年にわたる粘り強い誘致活動を経て、2023年に雌雄1頭ずつが到着し、公開されました。

コモドオオトカゲは世界最大のトカゲで、その希少性からIUCN（国際自然保護連合）によって絶滅危惧種に指定されています。そのため、日本の動物園で飼育展示されるのは前例がありませんでした。

東山動物園がコモドオオトカゲの飼育展示を実現するために取り組んできたのは、同園の長い歴史においても画期的な出来事でした。動物園は、コモドオオトカゲの生息地であるインドネシアとの協力関係を築き、その保護と研究に対する取り組みを支援してきました。

現在、東山動物園で飼育されているコモドオオトカゲは、雄の「ジロー」と雌の「リア」と名付けられています。2頭とも健康状態は良好で、徐々に環境に適応しています。動物園の担当者によると、コモドオオトカゲは非常に興味深く人懐っこい性格をしており、来園者に人気を博しています。

この展示は、コモドオオトカゲの希少さと保護の重要性を来園者に伝える貴重な機会を提供しています。また、東山動物園の絶滅危惧種の保護と研究に対する取り組みの成果でもあります。ぜひ来園いただき、日本で唯一のコモドオオトカゲの飼育展示を間近でご覧ください。